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If・魔法少女リリカルなのは〜結界使いの転生者〜
出会いと紹介
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すぎないようにな!!」
「分かっております!!」

ぜってー()る気だ。

剛はそう思った。

「かかってこないならこっちから行くぞ!!」

そう言うとシグナムは彼女のデバイス、レヴァンティンを構え、向かってきた。

(へー)

彼女の剣を見て、剛は珍しく感じた。

警察の標準装備は警棒と拳銃、機動隊でもそれに盾やアサルトライフルが追加されることもあるが、鎮圧が目的の為、盾だけの場合が多い。

殲滅をよく担当する黒狼連隊でも、表には秘密の部隊であるため、堂々と武器を晒しはせず、隠し持てる武器であることが好まれるのである。

そのため、術式の相性の為に特注でもしない限り、レヴァンティンのような剣を持つ人は少ないためである。

「よっと!!」
「むっ!!」

剛は半歩体を引き、紙一重で剣を躱す。

「やるようだな!!だが、まだまだ!!」

更に二の太刀、三の太刀を繰り出すも全て最小限の動きで躱す。

「凄いな。シグナムの攻撃を躱し続けとる」
「凄いですね〜」

呑気なことを言ってのけるギャラリー。

「どうした!?いつまでも躱し続けていては勝てぬぞ!!」
「別に勝つ必要はないでしょう」
「どういうこと・・・・・うわぁっ!!」

剣を振り下ろしたシグナムの腕を掴み、投げ飛ばす剛。

地面に叩き付けられたシグナムの上にまたがり、首に鬼切を突きつけた。

「私は警察だ、格闘家ではない。勝利の条件が違うんだよ。私にとっての勝利とは、相手を逮捕することだ。だから必ずしも戦いに勝つ必要はなく、相手を行動不能にさえできればそれでいいんだよ」
「そうか・・・・だが!!」

シグナムは鬼切を跳ね除け、剛に蹴りを入れ脱出する。

「ここの犯罪者はその程度では降伏せんぞ?戦闘で勝つことが最も相手を逮捕する近道だ」
「まあ。私もそこまでとやかく言うつもりはない。お互いにそろそろ本気だそうか?」
「望むところだ!!」

そう言うとシグナムはレヴァンティンを鞘に納める。

「カートリッジロード」
『エクスプローション』

レバンティンのパーツがスライドし、薬莢のようなものが排出される。

「ちょ、ちょっと待い、シグナム!!」

ギャラリーが何かと騒ぎ始める。

「紫電一閃!!」

シグナムが今までの比じゃない速度で接近し、居合を放つ。

「く!?」

鬼切でガードするも吹き飛ばされる剛。

「やりすぎやシグナム!!シャマル、直ぐに治療を・・・・」
「いいえ主、彼は直前で飛んでダメージを逃がしました」
「え?」

その時、煙の中から剛が飛び出した。

それは天井や壁を蹴って加速する。

(加速魔法?だが彼は魔力を持たないはず?まさ
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