暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜結界使いの転生者〜
無印編
転校と邂逅
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なんだから」
「まあまあ。減るもんじゃないしいいでしょ?なのはちゃんの実家は『翠屋』って言うお菓子屋さんだから、シュークリーム食べさせてくれるよ」
「そうよ!!Lady(レディー)の誘いを断るなんてGentleman(紳士)のすることじゃないわ!!」
「ああ。分かったよ」

梃子でも動かなそうな3人の態度に、特に断る理由もない龍一は頷いた。





3人に誘われて、龍一は翠屋にやってきた。

「ただいまー」
「「おじゃましまーす」」
「どうも・・・」

今の時間帯は午後4時。

翠屋の顧客対象である中高生は、まだ授業中で翠屋はそんなにお客はいない状態である。

「お帰りなさい、なのは」

店の奥から、どう見ても20代前半にしか見えない女性が出てきた。

「あれ?珍しいわね。なのはが皇治くん以外の男の子を連れてくるなんて」
「そうなのか?」

龍一はなのはに聞いた。

「皇治くんが他の男の子たちを怒鳴り散らすから、みんなあまり近寄ってこないの」
「なるほど」
「それで君は?」
「あ、はい。初めまして。この間引っ越してきた、守宮龍一です。今日高町たちのクラスに転入してきました」
「あらそうなの。わたしはなのはの母の高町桃子よ。みんなと仲良くしてあげてね」
(原作知識で知ってたけど、生で見るとやっぱり若いな・・・)
「おかえり。なのは」
「あ。お父さん。ただいまー」
「「「おじゃましています」」」
「その子は?」
「今日転校してきた子なんですって」
「そうか。なのはの父の高町士郎だ」
「守宮龍一です」
「それでお父さん。龍一くんがこの間なのはを助けてくれた男の子だったみたいなの」
「それは本当かい?」
「まあ。その通りです」
「ありがとう。なのはを助けてくれて」
「いえいえ」
「それで、お礼がしたくて家まで来てもらったんだけど」
「よし。分かった。今日は好きなものを食べていきなさい。アリサちゃんとすずかちゃんも一緒のどうぞ」
「「「ありがとうございます」」」





みんながお勧めするシュークリームを食べながらお話していると、気が付いたら7時になっていた。

お話もお開きとなり、龍一は帰る支度をする。

「ごめんね。こんなに遅くまで引き留めちゃって」
「大丈夫だよ。この時間ならまだ家には誰もいないし」
「「「え?」」」

3人の驚いた声が聞こえる。

「えっと、龍一くん。両親は?」
「母さんは俺が生まれてすぐ死んじゃって、父さんも仕事で遅いから、基本的にいつも学校から帰っても誰もいないんだ」
「ご、ごめん!?でも・・・その・・・寂しくないの?」

恐る恐ると言った感じでなのはが聞いてくる。

きっとかつての彼女と龍
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ