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バカとテストと白銀(ぎん)の姫君
騒がしい春の協奏曲(四月)
第一章 小問集合(order a la carte)
第8,5話 吉井は何故世界史が取れるようになったのか。
[後書き]

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妃宮「そもそも、歴史を学ぶ上で、私たちは絶対に知っておくべき二地域があります。それは中国と西欧です。例えば日本を例えにとっても中国とは縄文時代から交流があったとされ、江戸幕府の鎖国政策にあっても長崎貿易での重要な貿易相手国でした。また西欧諸国は幕末からの歴史をその圧倒的な武力と経済力によって動かされたといっても過言ではありません。」
吉井「えぇえっと、さ。中国史と西欧史って言われるとどっちも同じぐらいに聞こえるんだけど、西欧史のほうが範囲は大きくないかな?」
妃宮「私は日本史も学ぶのであれば中国史も深く知るべきだと考えています、その理由は先ほども申しましたが日本文化の根底は基本的に中国から学んだもので、例えば茶道という文化一つをとっても、大本は中国の点茶法を下にして発達してきました。」
吉井「え?茶道って日本特有じゃないの?」
妃宮「一説では、臨済宗の開祖となる栄西が日本に持って帰ったのが我が国の茶の始まりとも言われていますよ。」
吉井「へぇ、知らなかったよ。日本ってそんなに中国と関係あるのか…」

そして彼らの歴史講義はまだまだ始まったばかりである。

妃宮「そもそも、中東諸国は……」
吉井「ごめん、妃宮さん。一回ストップ、ストップ……」
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