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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第62話 不意打ち
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か! ……しかし、どうしたものか……」
「何がですの、お兄さま?」
「いや何、実はもう少し早く来て皆にいろいろと話を聞きたかったのだよ。特に新しく眷属になった者達や、教会の使者の2人からね。しかし何分片付けなければならない仕事が多くてこのような遅い時間になってしまった。そろそろ皆も帰る時間だろう? ……そもそもこんな遅くから宿泊施設の部屋が取れるだろうか?」
う〜ん、確かに今からじゃあ駅前に幾つかあるホテルも殆ど一杯でしょうね。それにツインの部屋となるとなおさら……
「あ! それでしたら……」
と、イッセーが発言する。まぁそうなるよね。
「悪いね兵藤一誠くん、急にこんな大人数で押しかけてしまって」
「いえ、うちの両親も賑やかなのが好きですから。泊まるところも……」
「うん、半分はうちに泊まればいいと思います。うち両親が出張中なんで部屋も布団も余ってますから」
「それは良かった。ありがとう、神裂火織くん」
という訳で今現在私達はサーゼクス様とグレイフィアさん、そしてオカ研部員全員でイッセーのうちに向けて下校中です。新しく眷属になった私達や教会から来たイリナやゼノヴィアの話も聞きたいということから、せっかくだからと全員でお泊りすることになっちゃった。まぁ寝る場所は隣のうちも使うけどね。流石にこの大人数はイッセーのうちだけじゃあ寝られないし。
そしてそれからしばらく歩きながらサーゼクス様と他愛のない雑談、まぁサーゼクス様が主に私達に質問してそれに答えてるうちに、イッセーの家の前まで着いたんだけど……
「あれ? 電気が全部消えてる?」
「どうしたのでしょう? 寝るにはまだ早すぎますよね?」
「いえ、そもそも家の中からおじさんとおばさんの気配がしません」
「おじさまとおばさま出かけてるの? こんな時間に?」
どういうことだろ? とりあえず私は鞄からイッセーの家の鍵を取り出し、鍵穴に突っ込む。何で私がイッセーのうちの鍵を持ってるかって? イッセーが前遊んでるうちに鍵を無くしてから、鍵を持たせてもらえなくなったのよ。その後合鍵は私と黒姉が持つことに……ちなみにイッセーと同じ理由で龍巳と白音もイッセーのうちどころか私達のうちの鍵も持たせてもらってないわ。
まぁその話は置いておいて、さっさと鍵を開けて家に入ってみると、家の中は完全に静まり返っていた。どうやら本当におじさんとおばさんはいないみたい。
「イッセー、何か聞いてるかにゃ?」
「いや、出かけるなんて聞いてないぞ?」
「ん、携帯にかけてみたけど繋がらない。留守電なる」
ん〜、どうしたんだろ? っていうか変なことに巻き込まれてないよね? と、そこで……
「
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