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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第62話 不意打ち
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属のスケジュールを任されておりますので、学園行事は常に把握しております。またサーゼクス様の
女王
(
クイーン
)
でもあるため、主への報告もさせて頂きました」
「というわけだ。リアス、私にこのような大事なことを黙っているなんて酷いではないか。このような大事な行事があるとなれば、どれだけ魔王職が激務であろうとも何よりも優先して駆け付けるというのに。あぁ、もちろん当日には父上もおいでになるから安心しなさい」
「だから知られたくなかったのです! お兄さまは魔王なのですよ!? 魔王がこのように一悪魔を特別視されてはいけませんわ!」
「いや、これは仕事でもあるのだよ。この街で三勢力の会談を行うのは知っているね? 実はその会談をこの学園で行おうと思っているんだ。ホスト側としてその下見も兼ねてこの街に来たのだよ」
「こ、ここで!?」
と、目を見開き驚く部長。……う〜ん、原作を読んだ時から思ってたけど、大事な話し合いを学校で行うってのはどうなんだろ?
「この学園には何かしらの縁があるようだからね。魔王の妹であるリアスとソーナ、赤龍帝、聖魔剣使い、聖剣エクスカリバーにデュランダル使い、更には堕天使幹部のコカビエルと白龍皇が襲来してきた。まぁコカビエルに関してはこの学園に来る前に倒されてしまったようだが……。これは偶然の一言では片付けられない事象だ。特にこの短期間ではなおさら、ね。何かしらの強い要因があるのではないかと私は考えているんだ。その中心が赤龍帝である兵藤一誠君か、もしくは……」
この時私は反応しそうになってしまう自分を抑えるのに必死だった。なぜならサーゼクス様はイッセーのことを見た後、ほんのチラリとだけど確実に龍巳のことを視線の先に捉えていたから。……バレてる? でもそんなバレるようなことはなかったはず……。
「まぁこの件に関してはいずれ答えが出るだろう。ところで……」
そう言ったサーゼクス様はふとあたりを見回し
「あぁ、君たちがミカエル殿が遣わしてくれた連絡係かい?」
イリナとゼノヴィアに目を留めた。
「「は、はい!」」
「ごきげんよう、紫藤イリナ殿、ゼノヴィア殿。君たちのことはリアスから聞いているよ。挨拶が遅くなってしまってすまないね。私はサーゼクス・ルシファー。今回は我々の都合に付きあわせてすまないと思っている」
「いえそんな! これもミカエル様の命ですので!」
「主の忠実なる下僕としては当然のことです!」
2人とも、サーゼクス様を前にしてもうガッチガチだよ。足震えてるし。
「ふふ、そうか。教会の戦士にこのようなことを頼むのもおかしいのだが、これからも良かったら私の妹と仲良くしてあげてくれ」
「「はい!」」
「さて! 難しい話はこのくらいにしよう
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