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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第62話 不意打ち
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いつが!? 一体どうやって!?
俺は一瞬にして体が強張るのを感じた。だって、だってそこにいたのは!
「なっ!? お、お兄s「「アザゼル(様)!?」」ってえぇっ!?!? ちょっとイッセー、レイナーレ! あなた達何を言って!?」
「なっ!? こいつがアザゼル!?」
「うそ!? どうして堕天使の総督が悪魔の根城まで入ってきてるの!?」
俺達の叫び声に反応して即座にエクスカリバーを抜くイリナとゼノヴィア!
「ちょ、ちょっとあなた達! この方は!」
「下がってください部長! 危険です!」
「ってだから!」
俺は未だに何か言おうと前に出ようとする部長を抑えて下がらせる。それにしても黒歌姉や白音ちゃんの仙術にも反応させずにこんなところにまで入ってくるなんて、本当に龍巳はこいつに勝てるのか!?
「アザゼル様!」
とそこで慌てたようにアザゼルに駆け寄るレイナーレ。
「い、いきなりこのような所にお越しになるのは! いえ、その前にどうかその変装をお解き下さい!!」
そう言ってレイナーレはアザゼルの頬と髪に手を伸ばし、そのまま変装を剥がそうと引っ張った! ……んだけど
「あ、あれ?」
何故か変装が全く剥がれず困惑するレイナーレ。っていうか俺も困惑してる。どういうことだ? と、そこで
「レイナーレ様? 貴方様は一体何をしておいでなのでしょうか?」
と、底冷えするかのような声を発したのは……なんと! いつの間にやらアザゼルの後ろにいたグレイフィアさん!? えっ!? なんでアザゼルとグレイフィアさんが一緒にいるんだ!?
「レイナーレ! 今すぐその手を離しなさい! その方は……」
そこで部長の発した一言は驚愕の一言だった。
「その方は四大魔王の1人、サーゼクス・ルシファー様よ!」
「「「「えぇぇぇえええっっ!?!?」」」」
☆
「「先程は誠に申し訳ありませんでした!!」」
あの後即座に再起動したイッセーはフリーズしたままのレイナーレをサーゼクス様から引き離すと、そのままレイナーレと一緒に土下座に移行した。その手並みはずいぶんと鮮やかなものだったわ。
「いやいや、私も貴重な体験をさせてもらったよ。まさか堕天使に頬を引っ張られるとは思ってもみなかった」
と朗らかに笑うサーゼクス様。
「笑い事ではありません。身内のみであったからよかったものの、第三者の目があれば例えお嬢様とその眷属であろうとも全員この場で処罰しなければならなかったのですよ?」
それを聞いて冷や汗をダラダラと流すイッセーとレイナーレ。っていうか今更だけどそんなにやばい状態だったんだ。となると
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