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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第62話 不意打ち
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黒歌さん、エクスカリバーに触れて何ともないの!?」
「気をしっかり張ってるから短時間にゃら大丈夫にゃ」
「それに……」
と、そこで白音ちゃんが開口部の端をガシッと掴むと……怪力でその穴を一気に押し広げた!?
「堕天使総督ならこのくらい、おそらく簡単に貫いちゃいます」
「そ、そんな……」
そしてガクッと膝をつくイリナ。
「あ、あのさイリナ。相手が悪かったっていうか、だから元気出せって。それに気持ちは嬉しかったからさ」
「うぅぅ、イッセーくん」
涙目で俺を見上げるイリナ。自信満々だっただけに、この結果は流石に可哀想だ。
「というわけで、イッセーの護衛は私達に決定!」
「はい!」
「ん!」
ってちょっとは空気読もうぜ黒歌姉!? それ聞いてイリナが更に泣きそうになってるじゃんか!? と、そこで復活してきた部長が口を開いた。
「……イッセー、それからレイナーレの護衛はこれまで同様龍巳のみとするわ」
「「えぇっ!?」」
それに驚きの声を上げたのは黒歌姉と白音ちゃんだ。
「なんでですか部長!?」
「アザゼルをあまり刺激したくないのよ。一応会談前ということで向こうも無茶な行動には出ないでしょうし、ならこちらもこれまで通りの人員に抑えたいわ。龍巳、確認なのだけれど本当に2人を守りながらでもアザゼルに勝てるのでしょうね?」
「もちろん。
神の子を見張る者
(
グリゴリ
)
、全員来てもまだ余裕」
「……では信じるわよ龍巳。2人のことをお願いね」
「ん、了解」
というわけで結局は現状維持ということになっちまった。でもどうやら約2名はまだ納得してないのかブチブチ文句を言ってるよ。
「もしものことを考えて1人でも多いほうがいいと思うんにゃけどにゃ〜」
「仙術もあるんで危機回避も早く出来ると思いますしね」
「あぁもうっ! これは決定よ! そもそもあなた達、どちらかと言うとイッセーと一緒にいたいだけでしょう!?」
「「もちろん!!」」
「開き直ったわね!? そもそもあなた達はいいじゃない! 家であんなにいつも引っ付いているのだし! そのせいで私なんか最近まともにスキンシップ取ってないのよ!?」
「主より幼馴染が優先されるのは当然のことです」
「と言うより部長の言うスキンシップって、痴女のそれに近いにゃ」
「って誰が痴女よ!?」
と、3人で言い争いを始めちまった。と言うかできればそういった話は俺のいないところでして欲しいんだけどな。顔が赤くなりそうになるのを我慢するのにも限度が……と、そこで……
「ははは、暫く来ないうちにここもずいぶん賑やかになったね、リアス」
なっ!? なんでここにこ
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