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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第62話 不意打ち
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。でもこちらから下手に接触して抗議をするのも……」
と部長が悩みだした途端!
「大丈夫にゃん♪」
「お兄ちゃんは私達が守ります」
黒歌姉と白音ちゃんが両側から抱きついてきた!? っていうかいろんな柔らかいところ擦り付けないで!
「ん、もちろん我も」
と、更に正面から龍巳まで!?
「ちょっとあなた達!? 眷属を守るのは主たる私の役目でしょう!?」
「「「力量的に部長じゃ無理」」」
「……かふっ」
黒歌姉たちの言葉が部長の胸に突き刺さった!! でもまあ仕方ないよね。実際部長も含めて俺たちまだ実力不足だし、堕天使の総督を相手にするなんてそれこそ龍巳たちでないと……
「フッフッフッ、そこで幼馴染たる私の出番なのよ!」
ってイリナ!? 何故か背後からイリナに抱きつかれた!? っていうかなんで皆抱きついてくるの!? その必要ないよね!?
「え〜、イリナっちじゃアザゼル相手は無理じゃにゃい?」
「確かに倒すのは難しいでしょうね。でも、守るのなら別なのよ!」
そう言って抱きついたまま黒歌姉たちから俺を引き離すイリナ。そしてある程度離れてから、いつの間にか手にしていた
擬態の聖剣
(
エクスカリバー・ミミック
)
を構えた!
「行くわよ新技!
擬態の聖剣
(
エクスカリバー・ミミック
)
・
全天防御
(
モード・イージス
)
!」
そうイリナが言った瞬間、
擬態の聖剣
(
エクスカリバー・ミミック
)
が球形状に広がり俺とイリナを包み込んだ!
「イリナ、これって……」
「そう!
擬態の聖剣
(
エクスカリバー・ミミック
)
のシェルターよ! 相手が悪魔や堕天使なら無類の防御力を発揮するはずなのよ!」
た、確かにどんなに形を変えようとエクスカリバーであることには変わりないし、これなら悪魔や堕天使は触れることも難しいかも……。
「でもさイリナ、こんな防御一辺倒じゃ相手倒せないし移動もできないんじゃないか?」
「うん、でも守りを完璧にすればあとは援軍を待つことは出来るわ。堕天使の総督は倒せないけど、いざという時にこれなら必ず守れるわ! だからイッセーくんの護衛は私が……」
とイリナが言った時、スパッと目の前の
擬態の聖剣
(
エクスカリバー・ミミック
)
の壁から鋭く細長いものが生えてきた!?
「えぇっ!? なんだこれ!?」
「ウソ!?
擬態の聖剣
(
エクスカリバー・ミミック
)
の防御が貫かれた!?」
っていうかこれって爪か!? じゃあこんな長い爪の持ち主は……。と、そのまま見てると更に貫いてくる爪は増えていき、その数が10本に達したところで……
「
ざ〜ん
(
残
)
ね〜ん
(
念
)
♪」
黒歌姉が無理やりこじ開けてきた!?
「そんな!?
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