暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第62話 不意打ち
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所で我楽勝」
『『『……はぁぁ』』』
あまりに自慢げに胸張って言う龍巳に、俺達はもはやため息をつくしかなかった。龍巳が言うだけなら嘘かとも思うけど、ドライグもそう言ってるしなぁ。多分事実なんだろう。この間の白龍皇もなすすべなく吹き飛ばされてたし。
「……それでイッセー、アザゼルはなぜ接触してきたかとか、そういうことはなにか言っていた?」
「あー、それなんですが……」
そう言って俺はチラッと後ろにいるレイナーレを見る。そのレイナーレはというと、弱り切ったような表情をしていた。
「その、私がここに居るせいなんです」
「レイナーレの?」
「あー、部長、例の会談がこの街で行われることが決まったじゃないっすか」
「えぇ」
そう、例の3勢力の会談なんだけど、この街で行われることになったんだよ。連絡係として部長とイリナたちの間でその打ち合わせの内容がやりとりされてるから、これまでの大体の打ち合わせの内容は知ってるんだ。
「で、まぁ、悪魔側と教会側はスムーズに打ち合わせが出来てるんですけど、墮天使側との連絡がやっぱり時間かかってるらしくて……」
「……それでここに私がいることを知ったアザゼル様が、私に連絡係をするようにと。従えば私が以前ここで騒動を起こした件について保留にしてくださると……」
「……なるほど、そういうこと」
という言葉を最後に何かを考えこむ部長。
「それとアザゼル、多分イッセーの
赤龍帝の籠手
(
ブーステッド・ギア
)
、興味ある」
「そうなのか?」
「おそらく本当だと思うわ。アザゼル様は
神器
(
セイクリッドギア
)
に強い関心があるということは
神の子を見張る者
(
グリゴリ
)
内でも有名なことだったから」
「あ、でもそれなら何回もお兄ちゃんのことを召喚してたのも納得です」
「そうにゃね。レイナーレを連絡係にするだけにゃら最初の召喚の時に正体バラすにゃろうし」
「っていうかさレイナーレ、アザゼルの正体に気付かなかったの? 流石に顔は知ってたんでしょ?」
「それが変装をなされていて……」
「それも紅髪のかつらしててさ、最初は部長の親戚か何かかと思ったよ」
「……それでレイナーレ、あなたはどうするつもり?」
と、そこで何事かを考えていた部長がレイナーレに質問した。そしてそのレイナーレはというとスカートの裾を両手でギュッと掴みつつ、
「その、拒否をすればここで処分してもいいんだぞって言われて……それに皆にも迷惑かけたくないし」
「あと部長、レイナーレを寄越す際には俺も一緒に来いと言われてるんです。レイナーレの主なんだからって……」
「……困ったわね。イッセーはもちろんのことレイナーレももう私にとっては身内同然
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