接触
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こはな」
「どういうことだ?」
「俺にもよくわからんが
とにかくすごいことをするんだ!
だが!」
アヒムは拳を上に突き上げる
「お前達がそれが何か知ることはない!
なぜならば今ここで!
この俺の帝具、音撃雷光 レッドホットチリペッパーで
ビリビリにスパークさせられるからだ!」
アヒムがギターを鳴らす
すると電撃が発せられ、
タツミの方へと向かう
いきなりの攻撃によけきれず
剣で電撃を受け止める
だが、電流が剣を伝い、
全身に感電した
「タツミ!」
「ぐっ…あぁ…」
「ふざけやがって!」
レオーネがアヒムへと突っ込む
再びギターが鳴らされると
今度はレオーネの方に電撃が向かう
「くっ…」
ギリギリの距離でよける
だが、今度は少し違う音が鳴らされた
すると球体状に電気が集まり、
エネルギー弾の様に発射された
「クソぉ!」
一度後退して避ける
タツミが丁度立ち直っていた
「いける?」
「ああ!」
今度は二人同時にアヒムの元へと向かう
「何度でも演奏してやるぜ!」
またエネルギー弾が発射される
「そんなんじゃ二人同時には仕留められないぞ!」
「フフ…どうかな?」
タツミとレオーネのそばまで来た時
急にエネルギー弾が分裂する
「え?」
予想していなかった出来事に
頭が一瞬真っ白になる
「「うあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」」
二人がその場に倒れる
「くっ……」
「この程度か?
思ったより弱いんだな」
レオーネとタツミにはもう立ち直れる気力がなかった
近距離戦闘向けの彼らには
相性が悪すぎる
「じゃ、トドメだな」
アヒムがトドメを刺そうとギターに手を掛ける
その時、アヒムの背後から何者かが
飛び出して来た
「なにぃ!?」
「マジシャンズレッド!」
グローブの様な物をはめた男の手から
炎が吐き出される
「なんだよ!」
とっさにギターで受け止める
「なんだ…?」
その後も乱入者とアヒムの戦闘は続いた
「くそ…」
埒が明かないと悟ったのか
アヒムが逃げ出す
「こんなやつ、聞いてねえぞ!」
「待て!」
乱入者が止めようとするが
アヒムの方が少し速かった
「逃げられたか…」
アヒムの姿が見えなくなると
乱入者は倒れているタツミとレオーネの方へと
向かって来た
「…あんたは?ずっと見てたのか?」
「はい
私の名はアヴドゥル…
地獄の旅団の者です」
「地獄の旅団?」
「ええ
我々は彼らを倒すためにこの国へやって来ました
つい先ほど、大臣と話をつけてきたところです」
「大臣と契約したの
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