23ー君を守る15発目
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「あー…。もう少し生きたかったな…。」
「残念ながらここで…終わりだ…!」
僕はザザを睨みながら。おそらく最後の言葉を言い放った。
「嘘だけど。」
「??」
その瞬間。遥か後方の岩山からシノンのへカートによる予測軌道線がザザを貫いた。その瞬間に爆音が後ろから響く。
「何??」
慌てて後ろに飛び退くザザ。おそらくへカートの弾を回避するために動いたのだろう。ザザの身体が予測軌道線から外れる。
「逃がすか??」
僕はシノンの撃ったへカートの予測軌道線に大鎌の刃を咄嗟に入れる。
すると弾丸はその刃にあたりながら軌道がズレる。そして威力は弱まりながらもザザの右の太腿に当たる。
ザザの身体のHPが大きく減ると同時にバランスも崩れる。
「くっ??」
「このへカートの銃弾は強くなろうとするシノンの分??」
僕はそのままザザに突っ込む。バランスを崩しながらもエストックでザザは反撃しようとする。
僕はその反撃しようとした瞬間。
「させない!これは僕に託してくれたキリトの分??」
僕は左手の光剣でキリトがSAO時代によく使っていた『バーチカル・スクエア』の4連撃でエストックを持つ右腕を切断する。
「なんだと…??」
ザザはあまりにも速いカウンターに狼狽える。
そして僕は右手の大鎌を構え。
「最後だ!これは…あいつを守ると決めた未来への僕の想いだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ??」
僕はそのままSAO時代の裏の僕の必殺技『デスサイズオーバードライブ』の15連撃の乱舞を叩き込む。
死神の15連撃はザザの…死銃という名の偽りの死神のHPを容易く食い散らかした。
「まだだ…まだ終わらない…あの人が…!」
ザザはそう呟いて。倒れる。僕はその言葉を聞き一言。
「いや…もう終わりだよ…。あの城の幻想はこれにてfineだ。」
僕は倒れたザザにそう呟いた。
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「スノー!」
しばらくするとシノンが岩山から降りて来た。僕は笑顔でシノンを迎える。
「ありがと。助けてくれて。」
「当然でしょ?一緒に戦っていたんだから。」
シノンがニヤッとして返してきた。
僕は少し暗い顔で。
「あ、起きたらすぐに部屋行くよ。一応…侵入されてるから。心配だしね。」
「分かった。」
シノンはこくんと頷く。それにしても…。僕は決意共に以前から思っていた疑問を口にする。
「大丈夫。僕が守るよ。シノンも詩乃も。
…’’死”か
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