暁 〜小説投稿サイト〜
【IS】例えばこんな生活は。
例えばこんな決戦前夜は何だか緊張するだろ
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
10月18日

唐突な話だが、なんかいつぞやのツーマンセルトーナメントをもう一回やるらしい。
で、その前哨戦(デモンストレーション)というか盛り上げみたいな役で、学園祭で実現できなかったオウカVSルーシィをやるそうだ。あ、つまり俺は今回も本格参加はしなくていいのね。ほっ・・・
オウカはちょっと不満そうだ。身体を動かす機会が減ってしまうのと、IS展開状態の一体感を感じられなくなるからだとか。

そ、そう・・・・・・訓練で満足してくれないかなぁ。え?訓練だと守っている感じがしなくて不満?さ、さいですか・・・・・・
あ、訓練といえばセシリア&ティアとシャル&ファリンなんだけど、連日アリーナを貸し切っては激しい模擬戦を繰り返している。最早完全に切磋琢磨し合うライバル関係であり、その戦績は互いに20戦5勝5敗10引き分けという互角すぎる戦いをしている。
そしてそれと同時にアリーナの設備に負荷がかかりまくりで整備費がウナギ昇り、とは更識会長の言である。明日、2人に自重してもらうために簪ちゃんと一緒に出撃するそうだが・・・大丈夫だろうか?




10月19日

リューガさんが教室で、かなーり不吉なことを申された。

「ゴエモン。悪いけど、戦いには手を抜かない主義なんだ。全力で叩き潰すから君たちも全力で抵抗してくれ」
『究極の力の前には、オウカ。貴様の八紘一宇も無駄だという事を教えてやる』

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・棄権していい?」
『ヤダ!私、勝つもん!勝ってゴエモンにショーリのエーカンをもたせるの!!』

オウカが最近、この調子だ。専ら戦う事に意義を見出すスーパーIS人みたいな事になっている。前はこんなに好戦的な子ではなかった筈なのだが・・・・・・どこで育て方を間違えたのやら。ほろり。
というのは冗談だ。最近はオウカの考えていることぐらいなんとなく察することが出来る。

俺の予想が正しければ、オウカは人として俺に近づいた結果、俺の心がおかしくなってしまったことに負い目を感じているんだろう。だからよりISの本懐とされる戦いで自分の意義を見出そうとしている。別にたたかわなくたって一緒だって納得したはずなんだけど・・・・・・張り切り症だからなぁ、この子。

あ、そうそう。セシリアたちの模擬戦なんだけど・・・・・・アリーナが限界を迎え、4人仲良く訓練禁止になったらしい。日緋色打鉄を使わない代わりに打鉄弐式のミサイルを全部アクアクリスタル流用の弾頭に変えた結果、ボッカーンと爆発したそうだ。

・・・・・・爆発の様子からは教室からも見えてたけど。空に見事なきのこ雲が上がってたの。




10月20日

今更ながら、うしおとほむらを母さんの所に連れて行って事情を話した。ジェーンラウラも一緒に。
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ