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魔法少女リリカルなのは Searching Unknown
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に右の拳を叩き込んで沈め、もう一人は拳銃で足元を撃ってひるませ、大剣で叩き伏せた。すぐさま二人にバインドをかけると、端末を操作して相棒へと発信を飛ばす。ちなみにほぼ同じタイミングで、ティーダもまた単騎で残りの二人をバインドで縛り上げていた。二人はそのまま犯人を警察に引渡し、この事件はあっけなく幕を閉じた。
「やれやれ、大したことなかったな」
「本当ですね、事後処理も隊長達がやってくれるし、今日はこれで解放…でいいんですよね?」
「隊長が帰っていいって言ったんだからええやろ。さぁて、休日の続きや。飯でも行こか」
「そうですねー、何食います?」
「せやなー……」
二人はあてもなく市街地をフラフラしていると、このクラナガンでは大手チェーンである定食屋に入っていった。彼らを観察していた存在にも気付けぬまま。
「クラナガン市内にて山口直人を視認した。見知らぬ連れの男がいたが、どうする?……そうか、わかった。だが面倒になったら両方とも始末する」
その存在は、人のようであって人ではないようだった。見た目はそれこそどこにでいるような青年ではあるが、醸し出す雰囲気がどう見ても常人のそれではない。しかし周囲の民衆はその存在がそこにあることすら気付けていない。
「ああ、わかっている。全ては我らが未来に栄光を」
そう呟くと、姿ごとそこから消滅した。使ったであろう転移魔法の跡すら残さないままに。
二人が入った定食屋はそこそこの賑わいであった。昼休みの時間だからか、様々な組織のエンブレムを付けた制服姿がチラホラと目に入る。そんな中直人は食券を購入して席を探していると、四人席を独占している知人を見つけた。
「あれ、お前もここで飯?」
「あら、あなたたちも?ここ座る?」
「おお、邪魔するわ」
彼女は、直人が入局する前から何度も顔を合わせていた女性局員である。自らを彼の愛人といってはばからないことでアースラでは有名であったが、本来の所属は本局の監査部であることを後で知った直人は開いた口がふさがらなかったとか。
「ああ、直人さんの愛人さんですか。自分は…」
「だいたい知ってるわよ、ティーダ・ランスター二等陸士」
「さすが監査部、顔を見ただけでわかるんですね」
「これでも結構権限は持ってる方なのよ」
「へぇ、階級はどれくらいなんです?」
「あなたの隣にいる人なら知ってるわよ」
「適当に振るな、俺は知らん」
「あら、言ってなかったかしら?」
「聞いてない」
やってきた店員からお冷を受け取り、食券を渡す二人。ちなみに彼女の食事もまだなのか、水の入ったグラスしかなく、タブレット型端末と睨めっこをしている。
「んで、今なんか面白いヤマでもあるんけ?」
「特にないわね、各部署から送られ
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