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魔法少女リリカルなのは Searching Unknown
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ちらではアミューズメントセンターと呼ぶ。所謂地球のゲーセンであった。
二人が真っ先に向かったのはとあるドラムゲーム。このアミューズメントセンター、どこかの大手企業が地球から進出してきたのかと思わんばかりに地球のものとそっくりである。流石に地球のものとは作られている作品の内容が全然違うが、それでもゲームシステムであったり筐体の形であったり、似通っているものばかり。
「客おらんからゆっくり練習できるでぇ……一回やってみたかったのよ、大金握ってここで一日潰す休日って奴を」
「だからってさっきから何曲やってるんですかねぇこの人は」
ひたすらクレジットを投下してプレイを続ける直人と、それをただ眺めるティーダ。平日の昼であるがゆえ他の客がいないからこそできることである。
「お前あんまロックとか聞かんからなぁ」
「まぁそもそも音楽にそこまで興味ないですし」
「暇やったら違うゲームやってきてもええんやで?」
「じゃ遠慮なく」
そして次のクレジットを投入しようとしたとき、直人とティーダの業務用端末が震えて着信を知らせる。直人は手を引っ込めてスティックを戻すと、端末を操作して応答した。
「はいこちら山口」
『おう、お前今どこにいる?』
「今はランスター三士とクラナガンのセンター街付近ですが」
『デバイスは持ってるか?』
「はい。ランスターも所持しています」
『よし、場所はそこからすぐの銀行だ。強盗が入ったらしく、我らの部隊に応援要請がきた。お前らだけでも先に向かって状況を聞け。俺達本隊は10分ぐらいでつくから、それまで手は出すな』
「わかりました」
二人はほぼ同時に端末を閉じると、店の外へと向かう。本来なら走らねばならないが、それで店の機械を壊したり他人に怪我をさせてしまっては無駄に時間を食うからと判断したためか、競歩のような早足で向かう。
「状況は聞いたな?」
「ええ、しっかりと」
「上等。急ぐで!休日出勤なんてさっさと終わらせて代休申請じゃい!」
「はい!」
緊急事態であっても、後で自分の時間はしっかり頂こうとする二人であった。
二人は現場に到着すると、警官隊の中へと局員証を出す。すると、現場責任者である壮年の男性が彼らの前へと出た。
「時空管理局本局、陸士207所属、山口直人二等陸士です」
「同じく、ティーダ・ランスター二等陸士です」
「よろしく頼む。クラナガン警察のジェガン警部だ。とはいえ、今君たちにしてもらいたい事というのは特にないのだがな」
「わかりました。うちの隊長からも、本隊が到着するまで待機、との指示を受けています」
「そうか。とりあえず、概要だけ説明しよう」
「いえ、もう間もなく本隊も到着すると思われますので、その時にお願いします
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