ダーク:本選3
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ライト達が都市廃墟に行く三十分前、ダーク、ミヤビ……と、アスカはダークが次の狩り場であろう都市廃墟に行こうと提案していた時だった。
「で、その証拠はあるのか?」
アスカがダークに言う。当然、ダークからローブを貰い、着込んでいる。
「ああ。まず、腐れ眼鏡に調べてもらったが、俺の予想では<赤眼のザザ>は、仲間と共にリアルで標的を殺していると推測している」
「いや、だから根拠は!?」
「それも説明してやる。まず一つ」
ピッ!と指を一本出して言う。
「ゲーム内で銃で人を撃つと同時に、人が死ぬ。だが、ラグがある。つまり、それは何かしらでそのリアルの人物を殺したから。予想は注射器。薬品はそうだな……心臓発作って言ってたから<サクシニルコリン>かな」
「……ダーク、何でそんなに頭切?」
ミヤビが横から言う。
「元々、俺は天才と言われてた男だ。頭のキレは誰にも負けねぇよ。って、話が逸れたな。それじゃ、二つ目」
更に一本指を出して言う。
「どうやって、プレイヤーの家に侵入したか。それは大体想像付いているが、恐らく合法マスターキーだろうな」
「病院とかに在?」
「そ。病院なら合法マスターキーを手に入れられる筈だし、それが医者の息子なら妥当だろ」
「って、ザザのリアル解ってるのか!?」
アスカが大声を出す。
「当たり前だ。腐れ眼鏡には頑張って貰い、何とかリアルは割れた。問題は……」
「それを操作するキャラの名前」
「ミヤビ、正解。そこだけは解らなくてな。だが、後一つだけ解ってる事がある」
「だから凄いなお前!!」
「煩いアスカ。後一つの城、それは非AGI型共通のキャラを殺していたこと」
「「非AGI型?」」
同時に二人が言う。
「標的を絞るならそれしかない。その他の殺されたプレイヤー達は皆非AGI型だったからな」
ダークはそう言うと、立ち上がる。
「そう言う訳だ。とっとと行くぞ」
「了解」
「お、おう」
ダークは言うと、二人はダークの後に付いて走っていった。
で、それから二十五分経過の今。
絶賛戦闘中だった。
「ハァッ!」
「クッ!!」
刺剣を持つ少女と交戦中のダークと……
「ヤァアア!!」
「コイツ……!」
光剣を二本持つ少女と交戦中のアスカ。
因みに言うと、ダークが相手してる方は無く、アスカのはある。OK?
「アンタ、心の中で言っちゃ行けない事言ったわよね?」
「言ってねぇよ!!」
「煩い!!」
少女ーーーーースペルは左手にH&K MP5を持つと、至近距離で撃ってきた。
「この………っ!!」
至近
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