≪アインクラッド篇≫
第一層 偏屈な強さ
ソードアートの登竜門 その参
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つ深く息吸い込んで声を出した。
「おいしい店だった……って聞いたから来たのに……ホント損したわ……ハァー」
「えぇ……それは嘘吐かれたな。いやただ単に教えてくれたソイツが幸運だったのかもな」
「優しそうな人だったんだけどなぁ。まったく。これからは誰も信じれないわね」
「かはは、最早SAOでは騙し騙されなんて醍醐味のひとつだろ。こんなもんかわいいもんさ」
そういうと青色ナイト装備の彼女は首を横にゆっくり大きく振った。否定の意思のようだ。
「違うわ。醍醐味は不味い料理を食べることじゃないわ。もっと王道で、もっと格好のつくものでしょう」
「ふーん、例えば?」
俺の言葉にインディゴのコバルトブルーの目はスッと細くなった。口元の僅かな緩みを見て取れた。
「もちろん、ボス攻略戦、とかね」
彼女のゆったりとした言葉に俺は思わずクックックと、深く笑った。
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