夜空に響く想い。
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紅いマフラーに顔を埋(うず) めた。
懐かしい香りがする。
暖かい香り。
あの人が、慣れない手つきで編んだのであろう、このマフラー。
編み目が雑で、お世辞にも上手く編めているとは言えない。
それでも、私にとって、これ程心を暖めてくれる物は無い。
あの人も、同じ夜空を見ているのだろうか?そんな事を想いなが
ら、私は、夜空の星に願った。
「・・・また、いつか。」
ふと、月を見上げる。
「月が、綺麗だね。」
私はそう、呟いた。
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