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Fate/staynight/the/crossovermoment
聖杯戦争 開幕編
神崎 斬叶

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授業中は退屈で暇だ。
先生の説明を聞いてノートを書くだけの単純な作業か高校生になってから50分× 6回授業も続く。
体育や音楽、芸術とかなら退屈も紛れるが終われば普通の授業に逆戻り。
退屈を紛らわす非日常が当たり前の世界が存在していれば俺の不満も解消されるのだろうか?
普通の日常が有り得ず非日常が当たり前の世界、今の俺の状況が非日常で日常が非日常の世界。
望んでも当たり前の日常が非日常には変わらない。
キッカケが欲しい。当たり前が普通じゃない非日常が普通に変わるキッカケが。

「神崎、聞いているのか?」

急な呼び掛けに目を黒板に向ける。

「今は授業中だぞ。
集中しろ」

普通の授業に興味は微塵も無いが一応、授業を真面目に受けるのが俺の俺のモットーなのでノートを開き中途半端に書かれている黒板の続きをノートに写す。
写す内容は環境問題についてだが環境問題なんて興味が湧かない。
適当に写して空でも眺めようか適当に黒板に書かれている文字を一五一九書き写し時計を見る。

(もう、6時間目も終わるか)

早いのか短いのか不明だが6時間目の授業は終りを迎えようとしている。
さて、6時間目が終わりLHR「ロングホーム」を終えたら帰るか寄り道するか?
が、朝方聞いた担任の話だど最近、連続殺人事件が多発しているので早めに家に帰りましょうとか言ってたが
連続殺人犯が俺を標的にするとは思えん。
殺人犯が標的にする基準は知らんが男子高校生を標的にする殺人犯も珍しいと思う。
無差別殺人か対象をマークした殺人犯なのか興味は湧かないが安全なルートを選ぶなら帰る。
殺されない自信、保証が有るなら寄り道でもするが無差別殺人なら標的になる可能性も有るな。

「今日の授業は終わりますが。
生徒の皆さんは早めの下校をお勧めします」

「起立、礼」

クラスの生徒が一斉に立ち上がり先生に礼。
礼が終わると自分の席に座り一斉に会話が始まった。
会話の内容は様々で帰りにゲームセンターに寄るかとかカラオケ行くかとか買い物するとか。
連続殺人事件なんて興味ない自分が狙われる訳ない。
皆、そんな顔をして現実をエンジョイしている。
陽気で羨ましいと言えばいいのか今の現実、普通の日常に不満を感じないのか。
俺は今の現実、日常を不満と感じているが他の人間は今の現実、日常に満足しているのか?

「羨ましいな、普通の人間」


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