GGO編
八十七話 Link start to G
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、色の薄い唇。
それはどう見ても……少女としか見えない。そんな美少年(?)アバターが、そこに居た。
「は?兄貴、なに言って……」
首を此方にまわしたキリト……多分、否。自分を兄貴と呼んだからにはキリトの筈だ。彼の顔が……カチンッ、と音を立てて固まった。
「?どした?」
「いや……兄貴……だよな?」
「あぁ、俺は自分の弟が美少女……つか男の娘化してて若干混乱中だが……まぁリョウコウだな……キリトだよな?」
「あ、おう……って、美少女!?」
言うと、キリトは「まさかっ!?」と言いたそうな顔で、周囲を見回し、近くのガラス窓に近寄る。
「な、なんじゃこりゃ!?」
と、男にしては若干高めの……これも十分に女で通用するであろう声がきこえ、リョウは苦笑しながらそちらへと向かう。が、その苦笑は、ガラス窓に近づいた時点でキリトと同じく固まった。
窓ガラスに映る美少女っぽいキリトの隣には、残念ながらあまり認めたくない事実が映っていたからだ。
「おいおい……」
ざっくりとしたショートカットの赤毛。中性的で一見するとボーイッシュな少女。と言った印象の顔。高い背。胸こそ無い物の、そこに映っていたのは印象だけ言わせてもらうなら、《スタイリッシュでボーイッシュなお姉さん》と言った感じの容姿に変身した……自分の姿だった。
「あー、なんつーか……Why?」
2025年12月13日
VRMMOFPS《仮想現実多人数同時参加型ファースト・パーソン・シューティング》
GGO《ガンゲイル・オンライン》
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First story 《依頼と事件の始まり》 完
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