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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
三話『レーティングゲーム』
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【刀矢said】

焼き鳥とのレーティングゲーム当日。

俺はオカルト研究部の部室に来ていた。

俺の他にも木場や小猫ちゃん、イッセー、アーシアさん、リアスさん、朱乃さんが部室にいる。

それぞれが自分なりの準備をしていて、そのなかで俺はただソファーに座っているだけだった。

「皆様、準備はよろしいでしょうか?」

そう言って現れたのは、グレイフィアさんだった。

「開始時間になりましたら、ここの魔方陣から戦闘フィールドへ転送されます。そちらは戦闘ように作られた空間ですので、どんなに派手なことをしても構いません」

(つまりは、軽い殺し合いをしろってことか…………)

俺はそう思いつつも、グレイフィアさんの話を再び聞くようにする。

「なお、今回のゲームは魔王ルシファー様も拝見なされます」

「お兄さまが?…………そう、お兄さまが直接みられるのね」

グレイフィアさんの次にリアスさんがそう言うと、イッセーがなにか反応していたが、俺はサーゼクスさんが見ていることに何か疑問を感じていた。

「そろそろお時間です。皆様、魔方陣の方へ移動してください」

リアスさん達が魔方陣へ移動すると同時に、俺はグレイフィアさんに呼び止められる。

「刀矢さま、サーゼクスさまからあなたにお言葉を預かっております」

「サーゼクスさんが俺にですか?」

「〔刀矢君、君には迷惑をかけたと思う。だが、君がリアスを守ってくれるのなら私は安心だよ。だから、君は自分の力を信じてくれ………………〕とのことです」

俺はグレイフィアさんが言った言葉で、引っ掛かっていた事が全て解けた。

「グレイフィアさん。サーゼクスさんにこう伝えて下さい。例え、俺が負けたとしても必ずリアスさんは助けます。というか、焼き鳥には絶対に渡しません。って、お願いします」

「フフッ。あなたはおもしろい御方ですね。わかりました。では、転移を開始します」

俺は自分の思いを伝えると魔方陣に移動し、グレイフィアさんがそう言うのを聞いてから戦闘フィールドへと転移していった。







眩い光が消えて転移したさきは、さっきと全く変わらないオカルト研究部の部室だった。

「あれ?転移が失敗した?」

そう言ったイッセーだが、俺は外の景色を見て失敗ではないことを理解する。

「失敗じゃあないみたいだぞ。外を見ればその事はすぐにわかる」

誰でも空に紫色の月が出ていれば、そこがもといた場所かはわかると俺は思う。

そしてイッセーが落ち着いたところで、リアスさんがこのように指示を出した。

朱乃さんと小猫ちゃんは拠点の周りに罠をつくる。

イッセーはリアスさんの膝枕。

後の人は各自の準備だ。


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