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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
三話『レーティングゲーム』
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塊、右手に炎の魔力の塊をコピーして一つにする。
「消えろォォォォォォォォォォッッ!」
雷と炎が一つになった魔力の塊はまっすぐに体を複製していた焼き鳥に向かって飛んでいくと、直撃して大きな爆発が起きた。
ドゴオオオオオォォォォォンッ!
「ハァハァ…………ハァ、終わった……のか」
ドコッ!
完全に油断していた俺は横腹に蹴りを入れられ、屋上から落とされる。
落ちていく途中で悪魔の翼をコピーして、もう一度屋上の上空に飛んでいき様子を伺う。
「さっきはよくもやってくれたな、人間」
声がしてきたのは、俺のすぐ後ろ。
俺はすぐに距離を取る。
「最後に受けた貴様の攻撃のせいで、まだ完全に体が直りきってないぞ」
俺が見たのは、右足と左手がない焼き鳥の姿。
「だが、貴様達がやってきた事を無意味にする方法ならまだある」
そう言って右手で巨大な炎の塊を作り出す焼き鳥。
「その炎で俺を焼き殺すつもりか?焼き鳥」
俺がそう言うと不気味な笑みを浮かべる焼き鳥。
「いや、こうするんだよっ!」
そう言って炎を投げた先には新校舎があり、そこにはリアスさんとアーシアさんがいる。
「なっ!?てめぇ!」
俺はすぐに新校舎の方へと向かおうとするが、力の使いすぎのせいか、あまりスピードがでない。
(くそ!俺はまた何も守れないのか!?イッセー達が繋いでくれたものが無意味になるのか!?)
俺がそう思ったとき、どこからか涼しげな声が聞こえる。
『諦めることはないわ。今は貴方の全力を出しなさい。私はいつでも力を貸すわ』
突然の声に俺は驚くも、その声に従って全力で新校舎を目指して加速する。
そして一瞬だが、焼き鳥の放った魔力よりも速く新校舎に到着して、リアスさん達の前に立った。
ドゴオオオオオォォォォォンッ!
ピキピキッピキピキッ!
次の瞬間、俺を襲ったのはとても熱い炎と大きな爆発だった。
「すみ…………ません。…………リア……ス……さん」
俺はそう言って意識を失った。
【リアスsaid】
私は目の前の光景が、信じられなかった。
今、私の目の前では人間である刀矢が悪魔、それも上級悪魔であるライザーを圧倒している。
(刀矢はここまですごいの)
私の隣にいるアーシアも、自分の目を疑っているようだった。
そして、刀矢が屋上から落とされてから再びライザーが現れて空中戦を始めた。
ライザーは私達に向かって巨大な炎の塊を放ってきた。
それに私達も気づいたが、魔力が殆ど無くて動くことができない。
そんななか、私達の方へ向かって飛んでくる刀矢。
刀矢は炎の塊から
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