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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
三話『レーティングゲーム』
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女王》一名リタイア』
『ライザー様の《騎士》二名、《戦車》一名、《僧侶》一名、《兵士》二名、リタイア』
俺達は一度同じ場所に集まると、走りながら話し合う。
「刀矢の方は勝ったみたいだな?」
「うん。そうみたいだね。刀矢君はきっとここに向かってると思う」
「…………刀矢先輩なら来ます」
「うふふ。刀矢君は強いですからね」
俺達はそう言いながら、ライザーの拠点である新校舎の屋上に向かっていた。
屋上につけば既に部長とアーシアが来ていて、部長がライザーと睨み合っている。
「部長!ただいま到着いたしました!」
「皆!?ライザー!貴方の言う通りにはならなかったみたいね」
部長がそう言うと余裕のせいか、まだ戦おうとするライザー。
「ハッ!今さらお仲間が来たところで、こんな奴等は俺一人で十分なんだよ!」
そう言って炎をこちらに飛ばしてくるライザー。
これを合図に俺達は戦闘を始めた。
【刀矢said】
俺は焼き鳥の《女王》を倒すと、新校舎を目指して走っていた。
そして新校舎の前に来たとき、屋上からかなりの量の魔力を感じる。
(これが焼き鳥の力ってことか…………それに、他の皆の魔力が低すぎる)
俺はもしもの時を考え、再び悪魔の翼をコピーして一気に屋上へと飛び上がった。
『リアス様の《騎士》一名、《戦車》一名、《女王》一名リタイア』
俺が屋上に到着すると同時に聞こえるグレイフィアさんの声と、朱乃さん達が消えていく姿。
「イッセー!」
俺は屋上に着地すると、ボロボロの姿で倒れているイッセーに近づいた。
「刀矢…………おまえが……ぶ、部長を……守れ…………」
そこまで言って、俺の腕のなかで消えるイッセー。
『リアス様の《兵士》一名リタイア』
無慈悲に聞こえてくるイッセーのリタイヤ報告に俺は、我慢が限界を越えた。
「焼き鳥ィィィィィィィッッ!」
俺は翼で加速しつつ、焼き鳥の腹に蹴りを入れる。
「こ、グッ!?」
何かを話そうとしているが、そんな隙すら与えない。
俺は焼き鳥を殴り、蹴りあげると落ちてきたと同時に踵落としをくらわせて、一度距離を取る。
「…………グッ、ふざけやがって!」
そう言って炎の塊を俺に向けて飛ばしてくる焼き鳥。
俺はそれを炎を断ち切る事をイメージした剣を創造し、飛んできた炎を無力化する。
「なに!?」
自分の炎を消されたことに驚いたのか、大きな隙が焼き鳥にできる。
俺はその隙をついて、一気に加速して焼き鳥の顔面に炎を断ち切る剣…………断炎の剣を突き刺す。
そしてある程度の距離を取ると、俺は左手に雷の魔力の
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