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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
三話『レーティングゲーム』
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?」

俺は振り向かずに朱乃さんにそう言う。

「刀矢君。…………わかりました。ここは刀矢君に任せます」

「ありがとうございます」

俺がそう言うのを聞くと、朱乃さんはここから離れていく。

「さて、焼き鳥の《女王》さん。悪いがここからは俺が相手だ」

俺は殺気を含んでそう言った。

「貴方なんかに負けるわけないわ。貴方は所詮人間。悪魔である私に勝てるわけがない」

「そんなことはーーーー」

俺は背中の翼を利用して瞬間的な加速を行う。

「ーーーー殺ってみないとわからないぜ?」

《女王》との距離をつめ、懐に入り込むと同時に鳩尾に拳を叩き込む。

ドゴォッ!

「なっ!?」

見下していた相手に一撃をくらったのに驚いたのか、《女王》の動きが少し鈍くなる。

俺はその隙を逃さずに何発もの蹴りや突きを《女王》に当てていく。

「グッ!ちょ、調子にのるなァァァァ!」

そう叫びながら《女王》はゼロ距離で、あの時の爆発を起こす。

俺は再び防御魔法をコピーしてその爆発を防ぐ。

(チッ、あの距離で爆発なんて起こすなんて、自殺志願者かよ。あの《女王》は!?)

「人間がなぜ魔力を使えるのかは知りませんが、まあいいでしょう。貴方はここで死ぬのだから!」

そう言って次々と俺のいる場所に爆発を起こしていく《女王》。

(素手じゃ、ダメージがあまりないか。…………消失する記憶の量が多いから使いたくなかったが、仕方ない)

俺は爆発を避けながら剣を使うことを決意して、この状況を打破するための剣をイメージする。

(来やがれ、爆発を吸収して切れ味の増す剣)

俺が心の中でそう言うと、右手に光が現れて一振りの剣に成っていく。

「爆破殺しの剣ってところかな」

俺は右手に現れた赤黒い剣をそう名付ける。

「今さら剣などを使っても私の相手にはなりませんわ!」

そう言ってまた俺の足下に爆発を起こそうとする《女王》。

だが、今度は爆発は起きずに俺の持っている爆破殺しの剣がさらに赤みをましている。

俺は一瞬で《女王》との距離をつめて、爆破殺しの剣を《女王》の腹部に突き刺して爆破殺しの剣のリミッターを外す。

すると、爆破殺しの剣は音を発せずに《女王》とともに、完全に爆破したようにして消える。

『ライザー様の《女王》一名リタイア!』

俺は《女王》を倒してから、焼き鳥の魔力の気配を捜索して焼き鳥がいる場所に向かっている。

『ライザー様の《騎士》二名、《戦車》一名、《僧侶》一名、《兵士》二名、リタイア』

(イッセー達が勝ったか…………)









【イッセーsaid】

刀矢が俺達のいる場所から離れ
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