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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
三話『レーティングゲーム』
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「てめぇ!降りてきやがれ!お前だけは!俺が倒す!!!!!」
「おいおい、それは譲れないな。ついでだが、まだリタイア扱いにはなってないからな」
その声がした場所には、小猫ちゃんをお姫様だっこした状態の刀矢が無傷でたっていた。
【刀矢said】
俺は爆発が起こる少し前に小猫ちゃんをお姫様だっこし、以前朱乃さんが見せてくれた防御魔法をコピーして俺の周りに展開させた。
(これは朱乃さんに感謝しないとな)
俺はもし朱乃さんが防御魔法を修行の時に見せてくれていなかったらと思うと、ゾッとした。
「てめぇ!降りてきやがれ!お前だけは!俺が倒す!!!!!」
爆発を防いだ俺達は相手が攻撃してこないのを確認して、防御魔法を解除した。
そして、耳を澄まして聞いていると聞こえてきたのはイッセーの声だった。
「おいおい、それは譲れないな。ついでだが、まだリタイア扱いにはなってないからな」
俺はそう言いながら砂煙が消えたのと同時に二人の前に姿を見せた。
「なっ!?どうして貴方達は無事なのですか!?」
「咄嗟にあんたの魔力の気配を感じてな。近くにいた小猫ちゃんを引き寄せて防御魔法を展開しただけだ」
俺と小猫ちゃんを倒したと思い込んでいた、焼き鳥の《女王》は俺達の姿を見て驚いていた。
「さて、とりあえずはあんたの相手は俺がするとしようかな」
「あらあら。そちらの方の相手は私がしますわ。刀矢君達は祐斗君のもとへ向かってください」
俺達の会話に入ってきた朱乃さん。
「わかりました。ここは頼みます。朱乃さん」
俺はそう言ってまだ納得していない二人を連れて、木場の待つ運動場へと向かった。
『ライザー様の《兵士》三名、リタイア』
木場のもとへ向かう途中にそんなアナウンスが聞こえた。
それと同時に近くの倉庫から無理やり俺達をなかに引きずり込む、謎の人物。
「なんだ、おまえか」
「うん」
互いの顔を確かめあったイッセーと木場。
「…………先程はありがとうございました。刀矢先輩」
そう言って頭を下げてくる小猫ちゃん。
「別にいいさ。それに仲間は助け合いが基本だろ?」
俺がそう言ったとき、外から女性の大声が聞こえてくる。
「私はライザー様に仕える《騎士》カーラマイン!こそこそと腹の探り合いをするのも飽きた!リアス・グレモリーの《騎士》よ、いざ尋常に剣を交えようではないか!」
「お呼びのようだぜ?木場」
俺がそう言うと、木場はフッと笑って立ち上がる。
「名乗られてしまったら、《騎士》として隠れているわけにもいかないか」
そう言ってそのまま真正面から野球のグラウンドに向かっていく木
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