暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
三話『レーティングゲーム』
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いれ、壁に叩きつけた。

俺がミラをぶっ飛ばしたのと同時にイッセーもこちらに飛んできた。

しかもついでにミラに自分の魔力を流し込んだ状態で。

「イッセー。何をするつもりだ!」

「刮目しやがれ!これが俺の必殺技だ。『洋服破壊(ドレス・ブレイク)』!!!!!」

イッセーがそう言いながら指を鳴らすと、ミラに流し込んだ魔力が乱れてミラの服を巻き込んで消滅した。

それと同様に、イッセーが相手をしていた双子の服も消えていた。

『キャアァァァァァァァ!』

三人の裸を見てイッセーは何かを言っているが、俺は自分の制服の上着を脱ぎ、それをミラに被せる。

「わるいな、イッセーのやつが。とりあえずこれを着ておいてくれ」

「あ、ありがとう」

とりあえず、そのお礼を聞いた俺はその場から本気でイッセーのもとへと走って行き、後ろからおもいっきり蹴り飛ばす。

ズガッ!

「な、何すんだよ!刀矢!?」

「お前こそなにやってんだよ!忘れたのか?これはリアスさんの両親とサーゼクスさんがみてるんだぞ!」

俺がそう言うと表情が固まっていくイッセー。

「…………刀矢先輩。行きましょう。朱乃さんの準備ができたそうです」

そう言って俺の手を引っ張る小猫ちゃん。

イッセーは足を持たれて引きずられている。

俺達が体育館から出ると、空が一瞬だけ光で囲まれ、次の瞬間物凄い音とともに雷が轟き落ちる。

ピカッ!

ドゴオオオオォォォォォォンッ!

『ライザー様の《戦車》一名、《兵士》三名リタイア』

体育館が跡形もなく消えると、グレイフィアさんがそう言うのが聞こえた。

(ッ!魔力の気配。まさか!?)

ドゴオオオオォォォォォォン!

そう思った時、俺は小猫ちゃんとともに謎の爆発に巻き込まれた。








【イッセーsaid】

体育館内の敵の動きを封じた俺は、小猫ちゃんに引きづられながら体育館から出てきた。

そしてその後に体育館めがけて物凄い雷が落ちて、作戦がうまくいったことで今までの緊張がとける。

俺が小猫ちゃんと話しているとき、刀矢は何かを真剣な表情で考えているようだった。

そしてそんな刀矢の方へ小猫ちゃんが歩いていくと、突然その二人を巻き込むように爆発がおこった。

「刀矢!小猫ちゃん!」

俺はそう叫ぶが、爆発したところはまだ砂煙に包まれて二人がどうなったのか見えない。

「フフッ。敵を倒した時が一番隙ができる」

声がした方を見ると、ライザーの『女王』がいた。

「てめぇ!ライザーの『女王』!!」

「ライザー様にあれだけのことを言っておいて、こんなものとは…………たいしたことのない人間だわ」

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