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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
三話『レーティングゲーム』
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して、俺は自分のコピーを二人分作り、敵の偵察を指示した。
「リアスさん。俺はどう動けばいいですか?」
「基本的に刀矢は小猫とイッセーと一緒に行動してもらうわ」
「その面子だと、最初の狙いは体育館あたりですか?」
「ええ、そのつもりよ。でも、貴方達は時間を稼いでくれればいいの。そうすれば、朱乃が特大の一撃で終わらせてくれるから」
「了解です」
俺は短い返事で返し、その場で軽く力を抜く。
「それじゃあイッセー、小猫、刀矢は目的地へ向かってちょうだい。こちらも準備ができ次第連絡するわ」
「「「はい!」」」
その返事だけでリアスさんは、俺達の闘志を感じ取ったみたいだった。
俺達は急いで体育館へと向かい、舞台袖の裏で隠れながら話をする。
「こちらに敵が…………四人来ているな」
「…………四人ですか?」
「絶対に勝とうぜ!小猫ちゃん、刀矢!!」
イッセーがそう言ったイッセー瞬間、体育館の正面扉が開き、四人の女性が入ってきた。
そのうち一人は焼き鳥と初めて会ったときに、襲ってきた女の子だった。
「………………イッセー先輩はあの双子を、刀矢先輩は棍を持った人をお願いします。私は残った戦車とやります」
何時もの無表情とは違い、そう言った小猫ちゃんは頼もしい雰囲気を放ちながら、笑っていた。
「わかった。じゃあ、いくぞ!」
俺はそう言うと勢いをつけて舞台袖から飛び出て、棍を持った女性の前に立つ。
「悪いけど、この前みたいにはいかないからね」
棍を構えながらそう言ってくる女性。
(確か、ミラってよばれてたよな)
「こっちも負けられないんでな、前のように手は抜かないぞ」
俺はそう言うと腰を落として、拳を軽く握る。
始めに動いたのはミラだったが、俺はミラが動くのと同時に一歩前に出てミラの放ってきた棍を避ける。
そして、その僅かな隙に棍を殴る。
バシッ!
棍にはあまりダメージが通ってないのか、音が鳴るだけだった。
(流石に硬いな。でも、その硬さを破る手はある)
俺は次々に棍で突きを放ってくるミラに対して、その攻撃を軽く避けていっている。
「このっ!何で当たらないの!?相手はただの人間なのに!?」
「そう考えているからこそ当たらないんだよ。人間が悪魔に勝てないと思っているからこそ、油断という僅な隙がうまれる」
「そんなわけない!なにも持たない人間なんかに私達悪魔が負けるわけがない!」
シュンッ!
そう言いながら鋭い突きを放ってきたミラ。
ガシッ!
俺はそれを手で受け止める。
「君のその理念を捨てないと君は強くはなれないよ」
俺はそう言ってミラの腹部に回し蹴りを
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