二十八話:人探しでござる!!
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ってみる、
まあ、イリナのことだ特に問題もなく寝ているかもしれないしな。
そんなことを考えながら隠れていてよく見えない場所を覗く―――
「何?喧嘩を売っておいてもう終わり?」
「よし、こっちにはいねえみたいだから戻るぞ。」
「すいません、一瞬、多くの屍の上に堂々と立っているイリナ殿が見えたのですが?」
くそっ!!やっぱり逃げれねえのか!!?バジルの奴、気を利かせろよな!!!??
仕方がないので覚悟を決めて裏路地を死屍累々の景色に変えたであろう
張本人―――イリナの元に出て行く。
「あ、イッセー君。ちょうどよかった、ここに倒れてるヤンキーじゃ物足りなかったから今から殺ろうよ。」
恐らくは返り血であろう物を頬から滴らせながらニッコリと笑うイリナ……。
……はっ、足が震えてやがる、これが武者震いってやつか…!!
((((女神の微笑みですね。))))
絶対違うだろ!!!どっちかと言うと死神の微笑みだよ!!!!!
ていうかイリナは自分の仕事しろ!!!!!
「おい、てめえはエクスカリバーの奪還が先だろうが!!!」
「私はイッセー君と戦うために日本に来たのよ?コカビエルなんておっさん正直いって興味ないわ。」
「だからってこんな時におっぱじめようとすんじゃねえよ!!?空気読め!!!!!」
「私は闘いたい時に闘うわ!!!」
俺の言葉に全く耳を貸す気もなくイリナが襲い掛かってくる。
擬態の能力か何かは分からないが鞭のようにしなって襲い掛かってくるトンファーを
紙一重で躱すが俺の後ろの壁に亀裂が入る。風圧でヒビを入れたってのか!?
こいつ本当に人間か!!?
「ねえ、逃げてばかりいないで早く殺り愛おうよ?」
全く光が灯っていない目で俺を見てくるイリナに背筋が冷たくなる。
こいつは本気で相手しねえとクローム達にまで被害が及びかねねえ。
……ちっ、仕方ねえ。
「おい、バジル!!後はてめえに任せた!!!俺はイリナの相手をしてるからてめえらで聖剣奪還をやってろ!!!!!」
「えっ!?で、ですが……。」
「いいから、やれ!!!!!」
イリナの攻撃をいなしながらそう叫ぶ。こうなったらイリナの気が済むまで戦ってやるしかねえ。
それまでは聖剣の方はお預けだ!!!
「ここじゃ、戦い辛いわね、別の場所に行きましょ?もちろん殺りながらだけど。」
「はっ!!上等だ!!!」
好戦的な笑みを浮かべるイリナに対してこちらも笑みを浮かべながらそう返す。
俺とイリナが減るがまあ、あいつらなら何とかやるだろ、
最悪カスザメかブルーベルでも寄越せばいい。
「そういうわけだ、バジル!!!しくじんなよ!!!!!」
「あ!!!一誠殿!!!??」
茫然とするバジル達を
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