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アラガミになった訳だが……どうしよう
夫になった訳だが……どうしよう?
60話
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て、ジルの言う通りこのオラクル細胞は新種のようだ。いや、正確には変異種か?
レオのオラクル細胞と類似点が多いことから、恐らくこの羽の持ち主はハンニバルの変異種か何かだろう。
「細かい事は分からんが、お前の言う通り新種だろうな。細かい所はサカキにでも調べさせるとして、一旦それは持ち帰るとしよう」
「……それだけですか?」
「ん?何がだ?」
「私は新種のアラガミのサンプルを手に入れました」
「ああ、そうだな」
「ええ、そうですよ。これはそれなりの功績ではないでしょうか?」
「うん?まぁ、そうだな」
「ええ……」
「……」
むぅ……一体ジルはどうしたんだ?やたらと不満気に俺を見てくるのだが、俺に何をしろというのだ?
「話は変わりますが、私は先程の戦いでお父様に乗せられる形になりましたが中々の働きを見せたと思います」
「ああ、そうだな」
「ええ……」
ん……ああ、そうかようやく分かった。
「よくやったな、ジル。よく頑張ったな、偉いぞ」
「そうです、私は褒められて伸びるタイプなので今後ともよろしくお願いします」
ああ、さいで……それにしても、黒いハンニバルの破片に古寺か。そろそろリンドウの話が始まるようだが……放っておいてもどうにかなるだろ。
ユウの事だ万事問題なくこなしてくれるだろうよ。








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