暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0774話
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ーストV9もいるのだが、それらの敵は念動力によりコントロールされたファントムやヒュドラから発射されるビームで通り抜け様にダメージを与え、あるいは撃破していく。
 何気なくステータスを表示すると、そこに恐らくVF-27を撃破しても撃墜数が増えている様子は無い。ちっ、ギャラクシー内部かどこかから遠隔操作されている機体か。
 とにかくやるべき事は決まった。撃破しない程度の、アルトのVF-25Fがバトル・ギャラクシー内部に突入する程度のダメージを与えるというのが若干面倒だが、あの巨体を考えればそれ程神経質になる必要は無いだろう。

「加速」

 精神コマンドの加速を使い、ただでさえ周囲を飛び回っている機体とは桁外れの機動力を有するニーズヘッグの速度を上げる。そのままツイン・ドライブ、ヒュドラのスラスター、エナジーウィングの推力をそれぞれ全開にすると急速にバトル・ギャラクシーの巨大な姿が近づいてくる。
 向こうも向こうでこちらを危険だと判断したのだろう、残った左手や各所からビームやら弾丸やらミサイルやらを発射してくるが、その全てをかいくぐり……

「アダマンハルパー展開! モード・ランス!」

 その言葉と共に、ニーズヘッグ以上の大きさを持っていた大鎌は瞬時に馬上槍へと姿を変える。それもより大きく、鋭く、固く、だ。
 ニーズヘッグが馬上槍を持っているのでは無く、寧ろ馬上槍にニーズヘッグがくっつているような状態のまま、まっすぐに突き進み……アルトが送ってきた、ランカがいると思われる場所から少し離れた場所へと向かって突撃する。
 ギャリリリンッ、という聞き苦しい金属音を立てながらも、馬上槍はバトル・ギャラクシーの脇腹を見事に抉り取り、俺の後ろをついてきていたアルトがその中へと突入していく。
 それを見ながらGを無視して機体をその場で反転。内部へと突入しようとしていたアルトを待とうとしたところで、背後を突破してきたのだろう。メギロートとシャドウがこちらへと向かってくるのに気がつく。
 丁度いいとばかりに俺に近づいてくる敵を撃破するように量産型Wに命令し、俺はやるべき事をこなすために準備を整える。

「T-LINKシステム、フルコンタクト! トロニウム・エンジン、フルドライブ!」

 T-LINKシステムとのリンクレベルが跳ね上がり、同時にトロニウム・エンジンのフルドライブにより出力が高いレベルで安定する。T-LINKフレームによって形作られている装甲が赤く輝き、同時に機体各所から真紅の粒子が放出される。

「愛、直撃。……バリオン創出ヘイロウ、起動」

 精神コマンドを使用し、T-LINKシステムを通してニーズヘッグの背中に背負われているバリオン創出ヘイロウが起動、バトル・ギャラクシーの右腕を吹き飛ばしたブラックホール・ランチャ
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