第2話 魔東閻高校の勢力@
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な何も隠してないけど〜?」
恭夜の言葉で拓也はさらに動揺する。それと同時に更に汗が滝の様に出る。
「嘘をつくなよ、拓也ぁ〜俺らに隠し事があっていいのか〜?」
「そうッスよ!俺らには全部さらけ出しましょうよ!」
「・・・・・・・・いや、お前が言うと気持ち悪いぞ」
「・・・・・・・・うん、確かに気持ち悪いな」
「本気で引いてるんスか!?てか、さっきの拓也さんはどこ行ったんスか!!?」
「そんなもん、遙か彼方に飛んでいったわ、ハゲゴリラ」
「あんた切り替え早すぎだろ!!」
「さあ、どーいう事か・・・・さっさとゲロってもらおうか!!」
「・・・・・・・・わかったよ」
拓也はため息をつくと諦めた様な顔で返事をした。
「で?どうしたんスか?」
「お前には言わん、絶対言わん」
「何で2回言った!?」
「俺には言うんだよな?」
「おう」
「俺だけのけ者ッスか!?」
拓也と恭夜は健二の言葉を無視して拓也は恭夜の耳に口を近づけ、少し経つと───
「ぐはっ!」
───吐血して倒れた。
「何があったああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「しょうがねえな・・・・・・・・・・・・伊藤 綾乃は俺のストーカー・・・・らしい」
健二は拓也が言った言葉は少しの間理解が出来なかった、だが理解した瞬間───
「ごばぁ!!」
───吐血した。
「何でだああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!どこに吐血する要素があった!?」
いつもはボケの拓也がツッコミ、ツッコミ役の健二がボケるというなんともシュールな光景だ。
「おい!何で俺にストーカーがいたら吐血するんだああぁぁぁぁ!!」
「もう死ねよ・・・・ロン毛野郎」
「この世から跡形もなく消えて下さいッス」
「何なのお前ら!?ムカつくんだけど!!」
恭夜と健二はまるで屍のようになりながら拓也の悪口を言っている。
「うるせー!何でお前ごときの事が好きな女がいるんだあぁぁぁぁ!!」
「このロン毛タレ目の陰険野郎が!指の爪と肉の間につまようじぶっ刺すぞ!!」
「地味に痛いなそれ!!」
「てか、ストーカーなら今も見られてんじゃねえの?」
「「・・・・・・・・・・・・」」
恭夜の言葉に場の空気が冷たくなる。そして──
「「「出てこい、ストーカーがああぁぁぁぁぁ!!!」」」
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