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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
50 意地〜Don't it is disgraced a corpse.
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「たっだいまーパチュリー…って、あれ?」
アリスの家から一直線にパチュリーのいる図書館に向かった明希だったが、そこにはパチュリーが居らず、明希は首を傾げた。
「あ、明希様。パチュリー様ならレミリア御嬢様の所にいますよ?」
図書館には司書の小悪魔がいてパチュリーの所在を明希に教えた。
「何でも明希様が拾ってきた子供が目を覚ましてひと悶着あったらしいですよ?レミリア御嬢様自らが解決したみたいですけど。物置部屋にいるはずです」
ひと悶着?一体何があったんだ?パチュリーがわざわざ図書館から出るようなことが?
俺は疑問を解消させるべく、物置部屋まで飛んで行った。
………………………………………
……………………………………
…………………………………
「どうしたの?…って、あれ?」
物置部屋のドアを開けると、先ほどと同じ反応をしてしまった。
何故なら俺が拾ってきた幼女が両手両足を鎖で繋がれているからだ。
「明希、お帰り」
そう言うのと同時にパチュリーは俺の首に腕を回して抱きついて、まるで雛鳥のようにチューを求めてきた。
「むちゅむちゅ…ぷはぁ」
「むちゅむちゅ…ふぅ。じゃなくて!」
久々にツッコミに回った気がした。
「なにこれ?拷問?尋問?」
キスは止めたがパチュリーを抱いたまま、イスに座って膨れっ面のレミリアに尋ねた。
「…………」
どうやらご機嫌斜めのようすだ。珍しいな。レミリアがそんな態度とるなんて。
俺の疑問を解消するために美鈴が代わりに答えた。
「ええっとですね……」
俺は美鈴からこの銀髪幼女の顛末を聞いた。
「言語が理解出来ないねぇ…」
つまり、手なずけようとしてレミリアは失敗して拗ねてるのか。
「…してやるわ」
「え?」
ポツリ、とレミリアが言葉をこぼした。
「こうなったら絶対に手なずけてやるわ!」
レミリアの何かに火が付いたらしい。
「大体、このレミリア・スカーレットに逆らおうとするなんて人間の子供のくせに生意気なのよ!例え言葉が理解できなくても許される理由にならないわ!」
銀髪幼女の反応は癪に触るみたいだ。まあ、確かにこの幼女は隙あらば逃げだそうと目をギラギラさせている。
「とは言え言われていることが理解できなきゃ文字通り話にならないわ。……パチュリー、明希。この娘に言語を理解させることって出来る?」
オイ、言った傍から俺達に頼るのかよ。
とは言え、レミリアの気持ちもわからんでもない。…言語を一から教えることについてだ。手なずける云々じゃない。
「はぁ、いいわよ。全く」
パチュリーは呆れつつもレミリアの頼みごとを断れない様子。
「脳を直接魔法で弄
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