真姫ちゃんが愛しの絵里ちのために頑張るそうです
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[9]前 最初
する。
(…………好きじゃない)
それは珍しく本音をぶつけた私にとって重い一言だった。
「っ、そっ、うなの!!
そうだよね、ごめん、気持ち悪いわよね!
わ、私かえ」
「ちがう、ちがうわ!真姫!
そうじゃなくて、そのっ…
私は真姫のこと、
大好きよ」
さっきとは違う涙が頬をつたう。
ギュッ
不意に感じる体温、
絵里の顔が私の近くにある。
「っ、え、りっ
絵里っ…!」
「誕生日おめでとう…
生まれてきてくれてありがとうっ…」
私は今日大好きな人に自分の気持ちを伝えられた。
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「絵里、卒業おめでとう」
「ふふっ、目が真っ赤ね真姫」
「うん…
でも平気よ、会えないことはないし。
応援してるから。」
「強くなったわね、真姫
これからもよろしくね」
「もちろん!!」
1歩ずつ近づいてくる気配。
私は静かに目を閉じた。
不意に唇ごしに感じる絵里の体温。
私はこの人を一生愛すると思う。
「愛してるわ、真姫」
私は世界で一番幸せ者ね。
Fin.
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