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ツンデレな真姫ちゃんが本音を言う話
真姫ちゃんが愛しの絵里ちのために頑張るそうです
[2/2]

[9] 最初
する。
(…………好きじゃない)

それは珍しく本音をぶつけた私にとって重い一言だった。

「っ、そっ、うなの!!
そうだよね、ごめん、気持ち悪いわよね!
わ、私かえ」

「ちがう、ちがうわ!真姫!
そうじゃなくて、そのっ…
私は真姫のこと、


大好きよ」


さっきとは違う涙が頬をつたう。

ギュッ

不意に感じる体温、

絵里の顔が私の近くにある。


「っ、え、りっ
絵里っ…!」






「誕生日おめでとう…
生まれてきてくれてありがとうっ…」







私は今日大好きな人に自分の気持ちを伝えられた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「絵里、卒業おめでとう」

「ふふっ、目が真っ赤ね真姫」

「うん…
でも平気よ、会えないことはないし。
応援してるから。」

「強くなったわね、真姫
これからもよろしくね」

「もちろん!!」

1歩ずつ近づいてくる気配。

私は静かに目を閉じた。

不意に唇ごしに感じる絵里の体温。

私はこの人を一生愛すると思う。
「愛してるわ、真姫」

私は世界で一番幸せ者ね。



Fin.
[9] 最初


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