第一章 紅魔館
Part3 十六夜 咲夜
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界が一瞬で入れ替わり、気付いた時には自分は既に扉をくぐり終わっていた。
「ッ、いつの間に!」
背後から咲夜の声が聞こえる。
振り返る時間は無い。
その先にあった上へ登る階段の一段目へ足をつけ、全力で蹴る。
もはや一段一段、丁寧に登る必要は無い。猛スピードで駆け抜けるのみ!
の、筈だったのだが。
「なんなんですか妹様?私、門番の仕事離れると色々ヤバいんですが・・・」
「いいからー、壁に埋まった何かの生物を助け出してよー」
階段の上に、フランと中華服を着た女性が見えた。
さて、ここで問題だ。
いま、俺は速度を上げている。そして、その強化された速度で階段の上へ突っ込んでいこうとしている。
その射線上には『フランドールと約一名』がいる。
約一名の方はどうでもいいが、このまま突っ込んだら、果たしてどうなるでしょうか?
正解は
「う、おおぁぁぁ!!!」
足首を捻り、自身の軌道を無理やりに変えた。
空気を切り裂きながら、上にいる人物へ突っ込む。
射線上にいるのは・・・中華服の人。
「え?」
その女性と思わしき声が聞こえた瞬間に、頭へ凄まじい衝撃が走り、そのまま視界が真っ黒に染まった。
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