暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
80話:出張任務 地球へGO!
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そろバインド解いてくんねーか、なのは? フェイトは解いてくれたのに、理不尽じゃね?」
「士君が逃げるかもしれないから、地球に着くまでダメ」

んなご無体な……

「え〜っと、第97管理外世界、文化レベルB…」
「魔法文化なし、次元移動手段なし……って、魔法文化ないんですか?」

管理局で保管されている閲覧データを見ながら、ティアナは驚いた様子で声を上げる。

「あぁ、魔法とかの概念は一切ない」
「私達がオーバーSランクなのも、突然変異やたまたまだったりするしな」
「私もはやてちゃん、士君も魔法と出会ったのは偶然だしね」

俺は本当は偶然じゃないんだが、それを言える筈がない。

その後、リインの体が大きくなってこりゃびっくり! なんてことがあったが、そこは割愛させてもらうとする。

「そういえば、士さん。なんでそんな状態になっちゃってるんですか?」
「よくぞ、よくぞ聞いてくれたエリオ!」

今日の俺の救世主は君だ! 後でMVP賞でも作って送ってやる!

「い、いやな? さっきも言うたけど、主な原因は士君にあって…」
「士はね、四年近く地球の海鳴にある実家に帰ってなかったの」
「「「「…………」」」」
「止めて! そんな哀れな物を見る目でこっちをじっと見ないで!」

くそぉ! なんとかこいつらを論破して、この状況を打破しなくては! 今後の俺の威厳に関わる!

「じ、実際この四年は特別対策部隊の任務だとか仕事だとか、部隊がしっかりするまで忙しかったしそれ以外にも―――」

「帰る度にお母さんから『士君はいつ帰ってくるの?』とか、『今度士君に会ったら言っといて』とか、『連絡なくて寂しいな〜、はぁ…』とか言われるこっちの身にもなってよ」

「ほんと申し訳ございません」
「早っ!?」

桃子さんの話を出されたら、こちらに勝ち目はない。申し訳ないと思っているのは確かだし、頭が上がらないぐらい世話をかけてしまっているのも自覚している。

「あの…どうしてなのはさんのお母さんが、士さんのことをそんなに心配しているんですか?」
「士君は早くに両親を亡くしていてね、家に居候していたの」
「あ、ごめんなさい…!」
「んぁ? あぁ、別にいいさね。気にしてないから」

いや、気にしてないっていうのは失礼か。会ってもいなくとも、生みの親であることに変わりはないのだから。
でも小さい時の話だし、今は桃子さん達もいるし……正直こうでも言わないと、ティアナも悪い気のままになっちまうしな。

そのとき突如アラートが鳴り、それを機にシグナムが口を開いた。

「八神部隊長、そろそろ…」
「うん。ほんならなのは隊長、フェイト隊長。私と副隊長達はちょう寄るところがあるから」
「うん」
「先に行って、現
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