暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
80話:出張任務 地球へGO!
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先程の発言の時、なのはの表情が笑っていながら、目が笑っていなかった。間近にいたティアナだけでなく、後ろにいたスバル達もそれを見てなのはの心境を察したぐらいだ。
「あぁ、ヴァイス君。この荷物ヘリに積んどいてくれる?」
「遂には荷物扱い!? 酷すぎないか!? そしてヴァイス、何素直に従ってんだよ!?」
「いや〜、なのはさんには逆らえないッスから」
「薄情者ーーッ!!」
その後ああだこうだ言う士はなのはの命令で、ヴァイスに担がれてヘリの中に入っていった。
それと同時に屋上に新たな人物達がやってきた。
「お、皆集まっとるな〜」
やってきたのは六課の部隊長であるはやて―――だけでなく、スターズ・ライトニングそれぞれの副隊長のヴィータとシグナム。更には六課主任医務官であるシャマルまでやってきていた。
「こ、これ全員で行くんですか?」
「ロストロギア言うけどまだどんなのかわかっとらんし、レリックの可能性もない訳やあらへんからな。一応、前線メンバーは全員で、ってことや」
スバルの質問に、はやては笑いながら答えた。
でも副部隊長だけでなく部隊長までとは、やり過ぎなのでは? と四人は心の中で思ったが、それを口にする前にはやてはなのはの方に向いていた。
「それで、首尾はどうや?」
「うん、荷物は先にヘリに積んどいた。これで全員揃ってるよ」
「そ、そうか…」
なのはの言葉に、はやては冷や汗を垂らした。目が笑っていないという顔に、さすがの部隊長も物怖じしているようだ。
「さ、皆仕事だよ。早く行こう」
「四人共初の出張任務だけど、気負いせずにね」
そう言い残し、なのははすぐにヘリの方へ向かった。その後について行く形でフェイトもヘリに向かっていく。
「八神部隊長、なんでなのはがあんなに怒っているか、聞いてもいいですか?」
「うん、まぁ大まかな原因は士君にあるんやけど、あそこまで怒るとは思っとらんかった」
まぁ場所が場所やからなー、と苦笑いを浮かべながら言うはやて。
今回の任務の場所を知らされていない四人は、それがどういう意味なのかわからず首を傾げる。
「あ、そっか。四人にはまだ伝えてなかったな」
「部隊長、今回向かう管理外世界って…?」
「『第97管理外世界』…現地惑星名称『地球』。その星の小さな島国の小さな街…日本、海鳴市。私やなのはちゃん、士君の出身世界で、フェイトちゃんも一時期住んでいた世界や」
「んで、ロストロギア一個に、こんな大所帯で行くのか?」
「たかがロストロギア、されどロストロギアや。それを狙って怪人がやってくる可能性もなきにしもあらず、って感じやしな」
まぁ、そう言われればそうだが……
「そろ
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