マクロスF
0773話
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だが、ネオ・グランゾンの機構を取り入れたブラックホール・ランチャーの威力が、バトル・ギャラクシーが纏っていたランカの映像を消し去っただけで終わる筈が無い。
広範囲に放たれた重力波砲は、ランカの映像と同時に強行型の形態を取っていたバトル・ギャラクシーの右手を、マクロス・キャノン諸共に圧壊させて爆発させた。
しかもそれだけでは終わらない。バトル・ギャラクシーの周囲や背後にいた戦艦のうち数隻を纏めて圧壊させてバトルギャラクシーの右手同様に消滅させる。……そう。俺の狙い通りに。
『おいおいおいおい、バトル・ギャラクシーの中にはランカがいるんだぞ? あまり強力な攻撃は……』
「問題ない。ランカがいるとしてもマクロス・キャノンを持っている右手周辺にはいないだろう。普通に考えれば、胴体中心部や頭部といったところか。それよりもこれで奴等の化けの皮は剥がれた。お前はさっさとランカを助け出してこい」
向こうも化けの皮が剥がされた以上、既に遠慮は無用と判断したのだろう。ランカの映像に隠れていた、数十もいる戦艦からビームや弾丸、ミサイルといったものがフロンティア船団に向かって放たれようとした、その時……
「甘い。……やれ」
『了解』
その言葉と共にバジュラ本星の方角から幾重ものビームが放たれ、バトルギャラクシーや他の戦艦群の背後から突き刺さる。
一斉射。ただの一斉射で5隻のギャラクシー船団所属の戦艦が沈んだのだ。
そしてレーダーや目視では確認できなかったその空間に、忽然と純白の艦が姿を現す。
ASRSが解除されてそこに現れたのは純白の艦、それはシャドウミラーの旗艦であるシロガネの姿だった。
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