暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0773話
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ビーム砲を放つ。
 それを回避したVF-27だったが、そこへ叩き込まれたのはオズマのアーマードパックから放たれた無数のミサイルだ。体勢を整える間を与える事もなく、続けてL.A.Iで開発された重量子ビームガンポッドが叩き込まれる。
 仕上げとばかりに俺もヒュドラに内蔵されているランツェ・カノーネの砲口を向け……

『こいつは俺に任せろ! それよりもスカル4とスカル5はバトル・ギャラクシーからランカを……妹を、頼む! うおおおおお! ランカを助け出す邪魔は、それだけは絶対にさせてたまるかぁっ!』

 オズマの雄叫びと共にVF-25Sがバトロイドへと姿を変え、ミサイルやビームガンポッドといった攻撃が再び放たれる。それを迎撃してこちらへと向かおうとするブレラだが、意地でもここから先は通さないとばかりにオズマが立ち塞がった。

『ここは俺達に任せて、ランカちゃんを助け出せ、アルト!』

 そんな叫び声と共に、狙い澄ましたような重量子ビームが放たれてVF-27の行動を阻害する。その声の持ち主は青い機体色のVF-25G。ミハエルだ。そしてオズマの方へと向かっているピクシー小隊3機の姿も。
 なるほど、バジュラが敵対行動を止めた分余裕が出来た訳か。なら!

「アルト、行くぞ。確かにバジュラの攻撃が止まった今がチャンスだ」
『分かっている! アクセルこそ遅れるなよ!』
「誰に言っている? そっちこそ俺の動きについてこれるか?」

 そう告げ、未だに偽りのランカの立体映像を張ったままのバトル・ギャラクシーへと向かって突っ込み……

「まずは、その偽りの姿を消し去る!」

 その言葉と共にヒュドラ後方に内蔵されているブラックホール・ランチャーを構え、ニーズヘッグの背中に存在するネオ・グランゾンの……シュウ・シラカワの形見とでも言うべきそれを起動させる。

「バリオン創出ヘイロウ、起動」

 T-LINKシステムを通して背中のバリオン創出ヘイロウが起動し、赤く輝き始める。そして生み出されたエネルギーがヒュドラを通してブラックホール・ランチャーへと流し込まれ……

「ブラックホール・ランチャー、発射!」

 その言葉と共に、ヒュドラ後部へと内蔵されていたブラックホール・ランチャーへとバリオン創出ヘイロウから流し込まれていたエネルギーが凝縮し、ネオ・グランゾンの胸部パーツを解析してシャドウミラーの技術班が作り上げた機構によりブラックホールが生成されて、重力波砲が放たれる。
 宇宙で使用しているにも関わらず、それでも尚漆黒と表現できる程濃密に凝縮された重力波が広範囲に広がり、その全てがランカの映像へとぶつかっていき……次の瞬間にはその映像が一瞬にして消滅し、残されていたのは先程接近した時に見たバトル・ギャラクシーの強行形態。

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