例えばこんな話を真面目に受け止めてくれたら嬉しいだろ
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のか、オウカはちょっと元気がない。
おととい・・・俺の秘密がジェーンにばれたあの日に、ちょっと彼女を泣かせてしまった。俺は多分恋愛恐怖症みたいなものだったんだと思う。だからオウカの事は好きでも恋愛対象としては見ていなかった。それ自体は普通の事だと思う。
でもオウカはもう人と同じ行動を取れる体を得ている訳で・・・・・・オウカは、多分俺の事が好きだ。なら俺はオウカの事をどう好きなんだろう。そういう悩みから発展しての秘密暴露だった。オウカはいま、俺とどう接していいのか分からなくなってるのかもしれない。俺がしっかりしなきゃ。俺がふらふらしてるからオウカもオロオロすることになる。
彼女は俺にとってISコアでパートナー。そしてその内面外面ともに人としての側面を得ている。道徳的にはもう人と呼んで差支えないだろう。なので・・・・・・取り敢えず、どうなってもオウカとは一緒に過ごしたいなーと言ってみたら、ものすごく元気になった。た、単純・・・。『いっしょ♪いっしょ♪』と歌ってルンルン気分のこの子を見ていると俺も元気が貰える気がする。
元気といえば・・・・・・千冬先生が昨日、元気な子供を学校に連れてきた。その子供の話はまた長くなるので明日にでも書けばいいか。
10月16日
子供の事なんだけど、実は3人来ている。そのうち2人がもう色々と大問題なのだ。
何とこの2人の子――うしおとほむらは・・・俺とジェーンの遺伝子を組み合わせて生まれてきた子供らしい。そんなのありかよ、って叫びたくなった。
というかこの二人、学園祭の後で俺の所に遊びに来たあの2人じゃん!俺の事をパパと呼んでいた。人の事をパパだのおとーさんだの呼んでて変だと思ってたら、リアルな方なんですか。えっちもしないままに子供が出来るなんておかしいですよジェーンさん!
表向きでは亡国機業が2人を作ったことになっているらしけど・・・・・・ジェーンさ、ひょっとして俺に隠し事してない?って聞いたら、ぼそぼそ真相を語ってくれた。
もう事実を知ってから2日経ってるから伝わらないだろうけど、割と本気で衝撃だった。自分が知らないうちに自分の子供を作られてて目の前に連れて来られるって、びっくりなんて物じゃない。結婚も出来ない歳から子持ちなんてどうすればいいか分からないし、どんな顔して接すればいいのかも分からない。軽くパニクってしまった俺は悪くないよね。
「父さんもそうだったのかな?」とシャルが呟いていたのがとても印象に残っている。
しかし、顔を見ると笑わせていたくなるのが俺の性らしく、結局授業が終わってからたくさん遊んであげた。なんだか子供というより親戚の子みたいな感覚が拭えないが、接し方なんてきっとこれから出来上がっていくだろう。
俺にはそれよりも、ラウラ姉と2人がじゃれあいみた
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