武具店
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
さいので省く。ソロ専用で、モンスターがうじゃうじゃ湧いてくると思ってくれ。
漆塗りの漆黒の鞘から、刀を抜くとまるで血を吸ったような赤みを帯びた刀身が露わになり、キラリと光を反射する。
「これ以上の奴作れるか?」
そう言うと首を横に振るリズベット。
「無理ね。精々今のクウォーターポイントをクリアしない限り、この妖刀を
超える剣を作れるインゴットなんて出てこないわよ」」
「そういうだろうと思ったよ。インゴットはこれを使ってくれ」
ポケットから半透明なインゴットを取り出し、カウンターへと置く。
「【神滅石】?聞いた事ないわね。どこで手に入れたの?」
「それは言えない。まぁ、できそうか?」
「無理ね」
即答するリズベット。使えねー、と目をで訴えかけるユーリとシィ
「ちょっと何その目は??無理って言っても、今はってことよ!」
「へぇ、じゃあ策があるの?けど、インゴットって打つだけじゃないの?」
とシィが疑問を口にする
「チッチッチ。インゴットわね、それを打つ為のハンマーとか、炉に入れる火とかレアリティがあってそれ相応のレア度じゃないと弱い武器になっちゃうわけよ。それで今使ってるやつだとね〜……。」
なるほどと納得する。
「けどね、最近になってレアな火とハンマーが手に入るクエが見つかったのよ!」
「あっそう、じゃあそれを取ってこればいいんだな?じゃあ、行ってきまグエッ??」
シィも既に出発する準備をしており、いざ行こうとするとフードの部分を思い切り後ろに引かれ、蛙が潰れた時のような声を出す。
「ちょっと待ちなさいよ??クエストの情報とか何も教えてないでしょ??それにさりげなく私をおいて行こうしてない??」
「…………。ナンノコトカナ?」
「その間はなんだ!その間は??」
リズの追及をめんどくさそうにしながら、スルーするユーリ
「で?そのクエストって、何?俺らがさっさと行ってクリアしてくるけど」
任せなさい!とナイ胸を張って主張するシィ
「まあ、手伝ってくれるに越したことはないけど。そのクエスト、鍛治スキルを習得しているプレイヤーが居なきゃいけないらしいのよ」
「 要するに連れてけと…………。わかった。それで、クエストの内容と場所は?」
数秒考えた後、リズの同行を許可する。
アレがあるからあんまり人とパーティー組みたくないんだよな……。
ちなみにユーリの言うアレとは、今は隠している尻尾とかである。
心配だな。と内心ため息を吐くユーリだった
◆◇◆
「うわ〜、暑いね。ここ」
シィがうんざりといった感じで愚痴を零す。それほどに今居る場所、《ボルケーノ火山・坑道》という
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ