第六章 正義の在り処編
第百八十三話 『黒幕、現る』
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任せて!」
それでシホはその手に、
「投影開始。是、破戒すべき全ての符」
そしてシホは破戒すべき全ての符をリオンの胸に刺した。
するとリオンの体が光って先ほどまで青かったリオンの顔ももとの血色のいい顔に戻ってきて息も落ち着いてきていた。
「ふぅ………これで一応平気なはずよ」
「ありがとうございます、シホさん! よかった、リオン………」
「でも、一応シャマル先生に診せた方がいいわね。起きたらリオンさんから事情も聞きたいしね」
「そうだね、シホちゃん。帰ろう、機動六課へ」
「そうね。帰りましょうか」
黒幕の一人であったモリアは逃亡。
また事情を知っていそうな敵を逃してしまった。
でも、戦果はあった。
リオンを助けることができたし、今後は事情や内情も聞けるかもしれない。
また一歩だけ進んだことは確かなことであった。
◆◇―――――――――◇◆
『モリア。状況はどうなっている?』
「はっ。準備は順調。あなた様は後は宣戦布告するだけですよー? キリングドールの量産は俺様にお任せを………」
モリアは画面に映し出される人物にそう告げた。
『そうか。我らの悲願、今こそ果たす時だな。これからも頼むぞ、モリア。では私はこれで切る。なにかあったらまた報告を頼む』
「くくくっ。わかりましたよ〜」
『ではな』
それでモニターは消える。
そしてモリアはまた下卑た笑みを浮かべながら、
「………そう、準備は順調。今のうちにその悲願とやらに酔っておけよ。俺様がお前を踏み台にするその時までな!」
モリアは邪悪に笑うのであった。
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