第六章 正義の在り処編
第百八十三話 『黒幕、現る』
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サシン(志貴&李書文)にライダーの三人が張り込みについていたのだ。
霊体化していればサーチされないという利点を活かしてはやては指示を出していたのである。
◆◇―――――――――◇◆
そして現在に至るのである。
『さて、モリア・モルドレッドさん。あなたを逮捕するで?』
「ふん。この程度で俺様を逮捕する? 笑わしてくれるねぇ!」
『ずいぶん余裕やね。もう少しでうちのエース二人が到着するよ?』
「別に。それに今回はリオンが使えるか最後の試練を与えに来ただけなのだからな。それも失敗だ。よって、ここで死ね!」
モリアはそれでリオンのリンカーコアなのだろうコアを一気に握りつぶそうとする。
「ぐうぅっぅうああああああああっ!!」
それでリオンは尋常ではない苦しみの声をあげる。
だがモリアは気づいていなかった。
モリアの背後で倒れていたはずのスバルがゆらっと立ち上がっているのを。
そして、
「リオンになにをしているんだぁぁぁぁぁーーー!!」
――TS、振動破砕発動――
「うぉりゃあああああーーー!!」
スバルの渾身の一撃がモリアの顔面にめり込む。
それで普通ならスバルのTSの効果で顔面破壊くらいはするものだろう、だが、
「ごぶべらぁぁっ!?」
「ッ! 感触がおかしい!?」
殴られたモリアは派手に吹き飛び、20メートル先まで吹き飛んだ。
だがそれでも小破程度でしかなかった。
「か〜っぺ! ま…前歯欠けた…」
「嘘………。前歯だけ!? どんだけ頑丈なの!」
「くっ………よくも俺様の顔を。まぁ、いい。もうリオンはじきに死ぬ。それでは俺様も退散するとしようかね。そ、それでは諸君。ば〜いば〜いき〜ん、てな!!…あっまだ歯がイタッ」
そう言いながらもモリアの背中が開きバーニアが展開して空を飛行して逃げ出した。
「あ、待てー!!」
スバルが叫ぶがモリアは人が出すにはありえないほどのスピードを出して飛行していき、途中で転移魔法でも使用したのだろう、姿を消してしまった………。
「くっ! 取り逃がすなんて………!」
スバルが本気で悔しがっているところに、そこにシホとなのはが遅れて到着した。
「スバル! モリアは!」
「逃がしてしまいました。すみません………」
「いや、大丈夫よ。なのは、ティアナの方をお願い!」
「うん!」
まだ気絶しているティアナの方をなのはに任せて、シホは息が荒くなって今にも死にそうな顔になっているリオンを手に抱えて、
「きっとリオンさんはリンカーコアを抜かれていたのよ。そして先ほど完全には潰されなかったとはいえ命に関わってくるわ」
「シホさん! リオンを助けてください! お願いします!!」
「
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