第六章 正義の在り処編
第百八十三話 『黒幕、現る』
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はこいつら以外はいないはず!!」
そこにはナイフの真ん中を貫いて地面に突き刺さっている矢が存在していた。
「矢、だと!? まさか、これは!」
「あ………!」
それでリオンは辺りを見回すがどこにも誰もいない。
「ええい! 約束が違うじゃないか! ならばパークロード周辺に配備しておいたキリングドールを全機起動して一般人を惨殺してやるよ!!」
そう言ってモリアは装置のボタンなのだろうスイッチを力強く押す。
それでキリングドールはまだ避難中の一般人を襲うはずだったのだ。
しかし作動はしたというのに何も起こらない。
どころか騒ぎすらも起こっていない。
これにはさすがのモリアも焦りの色を浮かべたのか、
「どうしてだい!? なぜ、動かない!」
そんな時だった。
モリアの顔の前にモニターが展開したのは。
そこに映し出された人物は何を隠そう機動六課部隊長である八神はやてだったのだから。
『あはは、やっと会えたんね。黒幕さん………? いえ、モリア・モルドレッドさん?』
はやては怖い笑みを浮かべモリアにそう話しかけた。
◆◇―――――――――◇◆
少し時は遡り、シホとなのははパークロードから少し離れた空の上にいた。
「シホちゃん、スバルとティアナは大丈夫かな?」
「なのはは二人の隊長さんでしょう? 二人を信じてあげなさい。いざって時には私も出張るから。それに、動いているのは私達だけじゃない。はやても今頃魔術事件対策課と連携して周辺一帯をサーチし終わっている頃よ」
「うん、そうだね。はやてちゃんはこんな時が一番怖いからね………」
二人はそんなことを話しながらもサーチャーでスバル達を観察していた。
そして二人はリオンと少し話して戦闘に入る。
「リオンさんは一般人は巻き込むことはしないのね」
「うん。まともな子でよかったね」
そしてティアナが真・ディバインシェイクバスターをリオンに叩き込む光景を見て、
「なのはの教えが実ったわね………」
「シホちゃんの教えの成果だよ」
「いやいや」
「でもでも」
そんな言葉の掛け合いをしながらもそれから状況が一変して二人はやられてしまった。
それになのはは「スバル! ティアナ!」と駆けようとしだすが、そこでシホの「まだよ!」という言葉でなのはは動きを止める。
「まだ我慢よ、なのは………。きっと黒幕が現れるから、私達はそこを狙うのよ。キリングドールははやて達に任せましょう」
シホの冷静な声でなのはも「うん」と頷いて状況を見守る。
そしてモリアと名乗る男性が出現する。
「シャーリー! すぐに検索してはやてちゃんに伝えて!」
『了解です、なのはさん!』
なのはの指示でシャーリーがすぐにモリ
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