16ー特別講演 (こんな可愛い狼男がいるはずがない)
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「明日は人間の世界ではハロウィンですか…。」
「え…ソーニャもそういうのに興味あるの?だから仮装してるの?」
「私の耳は元々ですからね…。」
ハロウィンの前日。僕はまたもソーニャの夢の間に招待された。今回のソーニャはこの前とは違い、なんだか少し楽しそうだ。
そんなソーニャは楽しそうに猫耳をピクピク動かしながら。
「今回、私の魔法でいろんな世界のSAOのハロウィンに行ってみて欲しいんですよ。」
「またか…。デスゲームに行けって言うの?」
「いえいえ。」
ソーニャは僕の素朴な質問に首を静かに振りながら。
「この前、いろいろお世話になったお礼です。あっちの世界に行っても今回ナーヴギアも装着してませんし、死んでもここに戻るだけです。ハロウィンを楽しんで来てくれると嬉しいです。」
「…。」
「あ、仮装も私が用意しますよ…。えい!」
そう言ってソーニャはどこからともなく一冊の本を取り出すとその本は光の球となって僕を包み込んだ。
「あ、これって…!」
「そうですね…。SAO時代の格好に少しアレンジを入れてみました。」
今の僕の格好はSAO時代の服装をボロボロに目の下には音符のペイント。死神感満載だ。
「わ、かっこいい!」
「気に入って頂けて何よりです。」
ソーニャはにっこり笑うと今度は7冊の本を出す。
「そういえばスノーさんって可愛い子好きでしたよね?」
「?そうだけど…?」
「なら今回はこの前とは違う…ゼツ、リナ、セイ、ライト、リン、リオン、エリーシャ達以外の世界から行きましょうか?」
そう言ってソーニャは7冊の本の内4冊は自分の本棚に魔法で戻し残り3冊の本だけになる。
「それでは…最初は…狼男 (の娘)の世界から行きましょうか?」
「ん…?なんか今狼男の後が聞こえなかったような…?」
「気のせいです。…それでは…!」
ソーニャは残った3冊の内1冊を宙に上げて、パチンと指を鳴らす。
そうすると本は形を変えていつか世界を渡ったきたあの鏡が出てきた。僕は少しにやっとして。
「んじゃ行きますか!」
「あ、ちょっと待ってください。」
そう言ってソーニャは今度は小説サイズの本を取り出したかと思うとパチンと指を鳴らす。
そうするとその小説は『ハロウィン・チケット』というチケットに変わった。
「まだ前日なので…これから気に入った人にこのチケットを渡してもらいに行っていいですか?…いろんな人を誘ってここでパーティーをしましょう?」
「了解!…僕も楽しみになってきたよ!」
「ではいってらっしゃい。」
僕はソーニャの手を振るのを見て鏡に飛び込んだ。
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「明日はハロウィンか…。」
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