二十七話:自分の身の為に
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か!?
認めねえ!!!俺はそんなこと認めねえよ!!!!!
「私達の目的はコカビエルからエクスカリバーの奪還、もしくは破壊することだ。」
「私はてっとり早く咬み殺したいんだけどね。」
「か、咬み殺すって………。」
イリナの方を引きつった顔で見るリアス・グレモリー達。
まあ、あいつは異常だからな、しょうがない。
「そう言えば、どうして一誠が私達との顔通しの手伝いなんてしてるの?教会勢力だから?でもあなた教会の犬じゃないって言ってたわよね。」
ちっ、イリナが怖かったなんて言えるかよ。
まあ、あれだ昔の縁があったからと言うしかねえな。
「………イリナとの幼馴染みの縁だ。」
「「「「ああ、だから異常なのね。」」」」
「おい、それどういう意味だ?返答によっちゃカッ消すぞ。」
物凄く納得したように頷くリアス・グレモリー達。
塔城小猫なんて普段は見せないような笑顔で『……謎が解けました!!』
なんて言って頷いてるからな、俺は世界の七不思議とかじゃねえぞ!!?
「て、おい!!ゼノヴィア、なんでてめえまで頷いてんだよ!!!」
「イリナと戦って勝てる人間をまともとは言えないだろう。」
「ふーん、ゼノヴィア死にたいの?」
イリナにそう言われた瞬間に顔が髪の毛と同じ色に染まるゼノヴィア。
今回ばかりは捨てられた子犬のように俺を見つめても無駄だ。
てめえは言葉を誤ったんだ、今更何をしても無駄だ、存分に咬み殺されてこい。
「イリナ、やれ。」
「イッセー君に言われなくてもね。」
「神は…死んだ……。」
イリナに引きずられて外に出て行くゼノヴィア、虚ろな目が実に印象的だ。
さて、あいつらがいない間に俺が話を進めておいてやろうか。
なに、一種の弔いみたいなものだ。
「えーと……それであの子達は結局どういった要件で来たの?」
「駒王町で暴れる許可を貰いに来たんだとよ。」
「まあ……こっちに害が出ない以上は構わないけど……と言うか許可出さなくてもあなたの事だから暴れるでしょうしね。」
「はっ、許可は下りたな。」
さて、後はさっきから憎悪の表情を浮かべている木場祐斗だな。
とっととこの件を終わらせてイリナをあっちに帰してえから手伝わせてやろう。
ありがたく思いな。
「木場祐斗……『聖剣計画』の首謀者を知りたくねえか?」
「っ!?……ああ、知りたいよ。」
目をギラギラとさせて食いついてくる、木場祐斗。
そう来るだろうと思ったぜ。さて、そろそろこの件を調べさせておいた
セバスチャンが来るだろうな。
「お坊ちゃま、例の件についての資料をお持ちしました。」
「ああ、上出来だ。」
「ねえ、ドアは開いてないわよね?どういうこと?魔法陣?それともワープ?」
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