ダーク:本選2
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は瞬間神速以上の速度と攻撃判定が出る。
即ち、システム以上の移動速度を使っているので、使用者に常に一ドットずつダメージがあるわけだ。
単に使わなかったのではなく、使えなかっただけである。そこのところを理解して頂きたい。
HPがゼロになるとアウトになるこの大会で、出来ればこれだけは使わずにクリアしたかったが。
「そこか、無茶苦茶な銃撃者はぁああああああ!!」
神速状態でその相手にドロップキックを放つと、ミヤビと頭をぶつけ、相手の顔面にヒットして少し高く飛んでから地面に落ちた。
「……ダーク、痛」
「済まん、今度から後先考えて使うわ」
「もう二度と乗りたく無」
ですよねー、と思っていると、
「お前……人の顔に蹴り入れといて何イチャイチャしてるんだよ!!」
さっきのプレイヤーが戻って来て銃を乱射する。
「あ、二挺拳銃なのな」
ダークは感心しつコンバットナイフ二刀流で易々と弾く。
「……私を怪物呼ばわりしてた割には、ダークも怪物に近」
ん、何の事か解らんよ、HaHaHa。
「ウザイ」
「顔で読むなよ!!」
ミヤビに叫ぶと、プレイヤーの方を見る。
白い長髪に、赤紫の瞳、そして、白い肌。そして、胸のげふんげふん。
兎に角、それはダークが愛読してるノゲのキャラクター(妹)に似ていた。但し、似ているのは髪と瞳だけ。
「お前……絶対俺が殺す」
「おいおい、女が男口調で言うなよ」
ダークがそう言った時、ビギッ、と何か音がした。
「男口調?ふざけるな………」
と、銃をダークに向けて言う。
「俺は男だ!!」
………はい?
「……ああ、確か、性別逆転とかそう言うのあった。確か、キリトが例」
ああ、あの男の娘な。って、待て。
「ミヤビ、よく見ろ。彼奴には出てる所が出てる」
「……ダーク、喧嘩売?」
わぁ、清々しいまでに笑ってるよミヤビ。
「じゃなくて!彼奴にはあるだろ!?男の娘じゃなくね?」
「……ああ、そう言うこと。でも、後でお仕置」
……死なない程度でお願いします、ミヤビさん。
「だから!!この世界に来たらこのアバターになってたんだよ!!つーか、今のはミヤビか!!またお前か!?」
ミヤビの名前を知ってる。つまりーーーー
「知り合い?」
「知らない」
「知り合いだろ!?」
埒があかない。何これ漫才か何か?
「ともかく……お前だけは殺すっ!!」
すると、背の腰部分から長い黒い棒を取り出すと、スイッチを入れる。
途端、それはでかい鎌となった。
「光鎌、アスカは鎌使い」
やっぱり知り合いじゃねぇか。
「殺すぅううううう!!」
「物騒な事言ってんじゃねぇよ、この……」
と、ダークは脚を上に構えて、
「女の男がぁああああああ!!
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