暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos46戦天使/雷滅の殲姫〜Primera Randgrith Valkyrja〜
[10/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
に足元から発生させた魄翼の槍で迎撃した砕け得ぬ闇は、すかさず「サイズディカピテイション」魄翼を大鎌へと変え、プリメーラの首と腰を狙って振るった。
「本当に!?」
その軌道を確りと捉えたプリメーラは僅かな動きのみで躱し、宙を蹴って再び砕け得ぬ闇へと突進。両手に雷撃を纏わせて。警戒する砕け得ぬ闇は片方の魄翼を分厚くして防御用に変化させ、もう片方を怪物の腕へと変化させた。
「本当、です・・・! 皆が私を恐れる・・・! 私の手が、この翼が触れた物、その全てが壊れるから・・・!」
「マテリアルという子たちが居る、そうですね・・・!(私が消滅させてしまったあの子たちのオリジナルが・・・)あの子たちこそが、そうなんでしょう!」
「それは・・・違・・・!」
――双打雷重拳――
左拳を打って雷撃の拳を放ち、間髪入れずに右拳を打ったことで放たれる雷撃の拳が、その途中で合流。すると2つの雷拳は砕け得ぬ闇以上の大きさとなり、彼女を覆う魄翼の盾へと着弾。周囲に雷撃を撒き散らせながら爆発を起こした。
――ジャベリンバッシュ――
爆発の中から魄翼によって創られた槍が3本と放たれてきた。プリメーラはそれらの先端を真下から殴っては蹴って反転させ、そのまま砕け得ぬ闇へと返した。驚きに目を見開く砕け得ぬ闇は回避行動を取った。
すかさずプリメーラが動く。一瞬で砕け得ぬ闇の回避先へ移動し、「仲間を頼るのは悪いことじゃない・・・!」雷撃纏う拳打を繰り出した。右の魄翼が怪物の腕となり、その手の甲でプリメーラの一撃を受け止めた。
「頼れない・・・! 私を起動させたディアーチェ達は、私がこの手で・・・打ち砕いた・・・! だからもう、私は誰とも関わり合いたく・・・ない・・・!」
もう片方の魄翼も怪物の腕となり、プリメーラへと拳打を繰り出した。プリメーラはそれに対して真っ向から「逃げるなッ!」空いている拳打で迎撃。再び砕け得ぬ闇の攻撃手段である魄翼を潰した。
「独りで出来ることなんて高が知れている! あなたのことを想ってくれる仲間が居るのなら、頼りなさい! 傷つけるから、苦しめるからと言って逃げてばかりじゃ、いつまで経っても現状は変わらない!」
プリメーラの全身から発せられる雷撃が、魄翼を弾き返した。そしてプリメーラは「ちょっと痛いけど、我慢しなさい」砕け得ぬ闇の幼く小さな体に容赦なく雷撃纏う拳を、蹴りを打ち込んでいく。直撃するたびに放電されている雷撃のダメージに、砕け得ぬ闇も表情を歪める。
「ぅ、うぅ、ぅぅ・・・!」
「真技ッ!」
プリメーラの強烈な蹴り上げが砕け得ぬ闇の腹に入り、彼女を勢いよく空に舞い上がらせた。即座に彼女を追って跳び上がるプリメーラ。その途中、プリメーラが過ぎた高度にアースガルド魔法陣が展開さ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ