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Epos46戦天使/雷滅の殲姫〜Primera Randgrith Valkyrja〜
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達とは会わない方が。タイムパラドックスっていう問題もありますし」

なるほど。それでヴィヴィオ達は逃げていたんだな。トーマやリリィという子らもそれを危惧しての逃亡か。この程度、すぐに気付くべきだった。ヴィヴィオにそう言われたアインハルトは「あ、そうでしたね」と自分の浅慮に呆れた。とここで、ヴィヴィオの側に浮いているウサギと、アインハルトの足元に寄り添う猫から視線を感じた。なんというか、俺のことを疑っているような、怪しんでいるような。

「にゃあにゃあ!」

「ティオ、どうしたんですか?」

ティオと呼ばれた猫が俺に向かって鳴き始めると、ウサギもヴィヴィオに何かを伝えたいのか小さく短い前脚をわたわたと振るう。2人が俺を怪しむ前に「・・・俺、俺の名前って、俺の家って、家族って・・・」情報を聞き出すために急ぐ。

「あぅー、アインハルトさんに偉そうに言っておきながらタイムパラドックスとか心配してる余裕があるのか不安になってきた。やっぱりなのはママに話を・・・。うぅ。しっかりして、フォルセティ。わたし達は新暦79年からここ66年の過去に飛ばされてきたの。
あなたの名前は八神フォルセティ。わたし、高町ヴィヴィオの幼馴染。暮らしてるお家ははやてさん達と一緒でクラナガン郊外、海辺の家。はやてさんがママで、ルシルさんがパパ、だよ!」

ヴィヴィオがそこまで教えてくれたところで俺とヴィヴィオの間にモニターが展開されたと思えば・・・

『なんですとぉぉぉーーーーッッ!!』

どアップで映ったシャルが絶叫した。突然の通信にビクゥッと飛び跳ねたヴィヴィオとアインハルト。

『ちょっと、オリヴィエ様のそっくりさん! 今、今、はやてとルシルに子供が居るみたいなこと言ったよね!? フォルセティ!? 八神フォルセティ!? どういうこと!? もしかして、2人は未来――新暦79年だっけ!? 13年後だから22か23歳!? その頃には2人は結婚して、子供も居るって弧と!? ぎゃああああ、信じらんない! わたし負けたってこと!? フラれたってこと!? もしかして祝福もしちゃったりしたの!? うそだっ、そんなのうそだぁぁぁーーーーっ!!』

頭を抱えてぶんぶん頭を振り回して叫ぶシャル。ここでさらに新しく複数のモニターが展開。映り込んだのは仮眠から覚めたばかりと思われるなのは達と、顔を真っ赤にしたはやてだった。

「え、あの、え、え?」

「ど、どういうこと、なのでしょうか・・・?」

困惑するヴィヴィオとアインハルトが少し可哀想になってきてしまった。

『どういうこと、ねえねえ!』

シャルはきゃんきゃんと吠え、

『未来の子なの!? あ、だから私のことを、第零技術部の主任だって呼んでくれたんだね』

すずかは笑顔を浮かべ、


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