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攻略会議
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そうだ!!」

 野次馬どもも、乗って騒ぎ始める。ため息を吐きながら、俺はディアベルに発言許可を得て言った。

「サボテン頭。俺はゲツガって言う。みんなの言う通り、あの日に叫んだ奴だよ」

「誰がサボテン頭や!!」

 キバオウはそう叫ぶが他のプレイヤーは自分の正体を曝け出したことに驚き、ざわめきだす。

「さっきの暴言よりも、βテストでの情報、アイテム、お金を渡して、死んでいった奴らに詫び入れんかい!!」

 また周りから野次が飛ぶ。しかし自分はベータテスターではないから言った。

「俺は、βテスターなんかじゃねえよ。信じてもらえないだろうが言っとく」

「そんなの嘘にきまっとるやろ!はよせんかい!」

 キバオウがそう言うと、アルゴが入ってきた。

「サボテン頭、こいつはテスターじゃないゾ。なんせ、こいつ最初にバトルしてるのを見たラ、武器も使わずにモンスターと素手で戦ってたんだからナ。しかも、聞いたとき武器の存在すら知らなかったとか言うニュービーダ」

 素手で戦ってたのはほんとのことだ。最後の方はアルゴなりのフォローだろう。つうか、最初のあの戦い見てたのか?そう思うが今は関係ないかと思い忘れることにする。それを聞いたキバオウは、唸った後に言った。

「……あんたがそういうなら信じたる」

 キバオウはあっけなく引いた。そしてキバオウは次の標的を探すべく、辺りを見回していた。するとチョコレート色の肌にスキンヘッドの大男が挙手をして言った。

「発言、いいか」

 その威厳のある声によってあたりがシーン、と静かになる。

「俺の名前はエギルだ。キバオウさん、あんたはさっき言った通り、ビギナーを見捨てたテスターたちに責任を持って謝罪しろということだな」

「そ……そうや」

 キバオウは一瞬気圧とされたように片足を引きかけるが、何とか留まったようでそのままエギルという男を睨め付けて叫ぶ。あいつらが見捨てたせいで死んだんだと、そう言うとエギルは自分のポケットから一冊の本を取り出した。

「あんたはそう言うが、キバオウさん。金やアイテムはともかく情報はあったと思うぞ」

 そう言って鼠マークが描かれた表紙を叩いた。それはアルゴの書いたものだろう。

「このガイドブック、あんただって貰っただろ。ホルンカやメダイの道具屋で無料配布してるんだからな」

 道具屋で無料配布してるのか、しかしアルゴが無料配布。俺に対しては無駄に高額な値段で売ってくるのに何でただなんだ、アルゴのほうを見ると、理由が知りたければ10k払いな、と目で言ってるように見えた。

 そして、エギルが死んだ理由は、全部がβテスターのせいじゃないと言うことを言うと、キバオウはしぶしぶ戻っていった。その後でディアベ
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