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攻略会議
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イトはん」

 サボテン頭の特徴のありすぎるプレイヤーそういった後、飛び降りてきた。

 降りてくるといきなり全員に聞こえるように見渡しながら言った。

「その前に、こいつだけは言わせてもらわんと、仲間ごっこはでけへんな」

「発言は大歓迎だがでも発言するなら名乗ってもらいたいな」

「……フン」

 サボテン頭は盛大に鼻を鳴らすと自分の名前を叫ぶ。

「わいは《キバオウ》ってもんや」

 なんか、自意識過剰な名前だなと思っているとそのキバオウというプレイヤーは話し始めた。

「こん中に、五人か十人、詫び入れんとあかん奴らがおるはずや」

「侘び?誰にだい?」

 ディアベルが質問をする。すると憎々しげに吐き捨てるように言った。

「はっ、決まっとるやろ。今までに死んでった二千人に、や。奴らが何もかんも独り占めしたから、一ヶ月で二千人も死んでしもたんや!せやろが!!」

 この言葉を聞いた瞬間、奥歯を強く噛み締める。この一ヶ月、自分の知らないうちに二千人もの人間が死んでしまったのか、そう思い悔やむ。そしてディアベルは厳しい表情で確認をとるようにして聞いた。

「……キバオウさん。君の言う《奴ら》とはつまり……元βテスターの人たちのこと、かな?」

 キバオウはその言葉を聞くとまた憎々しげに言う。

「決まっとるやろ」

 スケイルメイルをじゃらりと鳴らし、ながら全員を見回しながら言う。

「β上がりどもは、こんなクソゲームが始まったその日にダッシュはじまりの街から消えよった。いい例に、チュートリアルの終わり直前に茅場晶彦に叫んだ奴や」

 その言葉を聞いて、

(あ、それ俺)

 と心の中で思った。

「そいつらはビギナーを見捨てて、うまい狩り場やクエストを独占して自分だけぽんぽん強うなって、その後もしらんぷりや。こんなかにもちょっとはおるはずやで、β上がりを隠してボス攻略の仲間に入れてもらお考えてる小ずるい奴らが」

 なんか、キバオウというサボテン頭の野郎のせいで隣にいる奴とかがβテスターなんじゃないかとみんなが疑心暗鬼になってきている。するとこちらのいるほうをキバオウが見るとしばらく怪しげな目を向ける。そして、こいつやな、と完全に決め付けた顔をして指を指しながら叫ぶ。

「そこのフード被ってるお前!ずっと見取ったが怪しい!素顔見せぇ!」

 どうやら自分のことらしい。そう言う事なので、フードを取った。するとキバオウや他のプレイヤーたちが見て驚く。なぜならその顔はこの中のほとんどのプレイヤーが見覚えがあるからだ。

「お前、あのときの茅場晶彦に叫んだ野郎やないかい!!お前のような奴がいたからみんな死んでいったんや!!はよ詫びいれい!!」

「そうだ
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