マクロスF
0772話
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リルから預かったイヤリングをアルトに渡したというところで、歌いながらも若干目つきが鋭くなったが……それでもその行為が必要だというのは理解しているのだろう。しょうがない、とでも言うように歌の途中で小さく肩を竦めていた。
取りあえず肝心のシェリルの了解は取れたという事で――実はもうイヤリングを渡してしまっているのだが――頼むと小さく手を上げてから通信を切る。
……さて、準備は整った。後はフォールドクォーツの効果をより強まらせる為にも、あのランカの巨大映像に突っ込んでいかなきゃな。
いや、フォールド波の性質を考えれば距離とかは関係ないかもしれないのだが、それでもやはり気持ち的には近づいた方が効果がある気がする。そして何よりも、いざ何かあった時にすぐに反応できるというのは大きいだろう。
「……さて、そろそろいいな? あのランカの映像に突っ込むぞ!」
『ああ、俺は問題無い! 必ずランカを取り戻してみせる!』
『グレイス・オコナー、レオン・三島……奴等は絶対に許す事は出来ん!』
アルトとオズマが自分に言い聞かせるように返事をし……
「じゃあ、行くぞ!」
その言葉と共に、俺達は岩塊から姿を現してランカの映像へと突っ込んで行く。
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